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FIXER Tech Blog - Cloud

CloudWatch Logs Insightsのクエリが日本語で自動生成できるように ― AWS re:Invent 2023

2023年12月13日 11時30分更新

文● FIXER/関 拓也

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 本記事はFIXERが提供する「cloud.config Tech Blog」に掲載された「【AWS re:Invent 2023】CloudWatch Logs Insightsのクエリは日本語で生成できる」を再編集したものです。

 みなさん、こんにちは!

 株式会社FIXERの関です。

 今回は、AWS re:Invent 2023で発表されたCloudWatch Logs Insightsに追加された自然言語によるクエリの自動生成機能(2023/11/29 時点プレビュー)を使ってみた!ということで記事を書かせていただきます。

 現在はプレビュー機能ということで、 米国東部(バージニア北部) または 米国西部(オレゴン) のみで利用可能ですのでご注意ください。

CloudWatch Logs Insightsのクエリの自動生成機能を使ってみた

1. リージョンを米国東部(バージニア北部)に切り替えます
2.監視対象のリソースとして RDS を追加してみます
3. CloudWatchログのインサイトを開きます
4. ロググループ に RDSOSMetrics (RDSのメトリック)を追加します
5. Query generator - newを開いて Prompt を日本語で入力します

[Prompt]

インスタンス毎の5分毎のCPU使用率を取得したい

6. 新しいクエリを生成 ボタンを押下します

7. クエリが自動生成されます

[生成されたクエリ]
fields @timestamp, cpuUtilization.total 
| stats avg(cpuUtilization.total) as avgCpu by instanceID, bin(5m)

8. クエリの実行 を押下すると Prompt で指定した結果が得られることが確認できます

まとめ

 今回は単純なクエリの生成を試してみましたが、データに出力されている項目とそれに対する処理を日本語で記述するだけでクエリの知識が無くてもクエリを生成できることが確認できました。

 項目名についても項目名の正確な値を指定せずとも自動的にAIが解釈して適切な項目が選択されるので、このような点でも非常に便利に感じました。

 クエリの構文は良く忘れてしまう僕でも、このような補助機能が充実していけばもっと効率的に開発を進めていけそうですね。

関 拓也/FIXER
名古屋事業所所属のアプリエンジニア
最近は、terraformやk8sとよく戯れています

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