行政運営効率化・行政サービス向上を目指す技術検証を実施、他の府省庁や自治体も参画予定
FIXER、デジタル庁の生成AI技術検証を「GaiXer」で支援
2023年12月12日 11時30分更新
FIXERは、2023年12月6日、デジタル庁から「行政における生成AIの適切な利活用に向けた技術検証の環境整備」を受託したことを発表した。同社の生成AIプラットフォーム「GaiXer(ガイザー)」をベースに大規模言語モデル(LLM)の検証環境を提供し、技術検証を支援する。
本プロジェクトでは、2023年12月から2024年3月に、FIXERの複数の生成AIを安全に利用できる検証環境において、生成AIの性能や特性を評価する技術検証を実施する。技術検証を通じて、生成AIの利用による行政運営の効率化・行政サービスの質の向上を目指す。
実証にはデジタル庁だけではなく、府省庁の職員や自治体の職員も参画予定。また実証におけるユースケースには、文書の生成、問い合わせ対応案の生成、文書校正、質問主意書に対する答弁案の作成等を挙げている。
行政・企業向けの生成AIプラットフォームGaiXerは、AWSおよびAzureのマルチプラットフォームのクラウド基盤上で構築され、各社のLLMを利用した生成AIの活用を支援する。業務特化型のAI開発にも適しているという。