9月20日、ASUSはROGと「エヴァンゲリオン」のコラボレーション製品第2弾を発表した。PCパーツは10月20日から、ゲーミングデバイスは10月27日から予約を開始しており、順次発売される予定だ。
ROG×エヴァンゲリオンのコラボレーションは2022年の7月にも実施しており、その際は「EVA-01」(エヴァンゲリオン初号機)をモチーフとしたデザインのPCパーツやデバイスが登場。特徴的な紫と緑のカラーと、随所に作品のモチーフがちりばめられたデザインは大いに注目を集めた。
本製品の記者発表会に参加した筆者としても、ASUS担当者から語られる“エヴァ愛”をひしひしと感じられ、深く印象に残っている。
今回は、そんなROG×エヴァンゲリオンコラボの第2弾となる。第1弾ではエヴァ初号機だったが、第2弾のモチーフは「EVA-02」、つまりエヴァンゲリオン2号機と、そのパイロットである「式波・アスカ・ラングレー」をモチーフにしている。
コラボモデルは基本的にもともとある製品のデザインを変更したものだが、ROGのロゴともマッチした赤色メインの製品は、作品をあまり知らなくても魅力を感じるのではないだろうか。また、随所にアスカのイラストが見られるあたりは、キャラクターとしての人気の高さを意識したものだろう。
コラボパーツを用いたPCやデバイスは、「東京ゲームショウ2023」のROGブースに展示されており、一般の人でも見学することができた。今回はそんなコラボ製品11種を丸ごと送ってもらったので、それぞれ紹介していこう。
見えない部分までこだわったPCパーツ
■ROG Hyperion EVA-02 Edition
市場想定価格:8万9800円前後
まずはPCケース。オリジナルの「ROG Hyperion」は以前レビューしたことがあるが、その一番の特徴はなんといっても大きさだ。PCケースのみの重さで20kg超え、サイズがおよそ268(W)×659(D)×639(H)mmのフルタワーケースとなる。
左右のサイドパネルが密閉されていない、通気性のいいセミオープンフレーム設計を採用。全体的に金属製で重厚感のある作りなのだが、今回のコラボモデルではそこに2号機ならではの赤色が加わることで、メタリックな赤色が映える美しいモデルに仕上がっている。
ROG Hyperionは、サイドファンの位置に特徴的な「ライティングパネル」を備えており、通電するとLEDで内部を彩ってくれる。通常のモデルならROGロゴが光っていたが、コラボモデルは大きく2号機が描かれたパネルになった。内部の構造や組み方などは以前レビューした通り。ちなみに、裏配線のケーブルを押さえるプラスチックカバーがクリアレッドになったのも変更点の1つだ。
■ROG MAXIMUS Z790 HERO EVA-02 EDITION
市場想定価格:11万9980円前後
(※2024年1月中旬以降発売予定)
続いて、マザーボードを見ていこう。第1弾コラボの際にも「ROG MAXIMUS HERO」シリーズのマザーボードだったが、第1弾ではZ690チップセット、今回はZ790チップセットを搭載する。
ヒートシンクの大部分が赤く塗られている他、各所に作品のロゴやイラストが描かれている。通電時、I/Oカバー部分に搭載されたディスプレーに2号機とアスカのイラストが交互に現れるギミックもファンには嬉しい。
CPUソケットの周りに「A.T.フィールド」のデザインが盛り込まれているなど、基板のデザインも特徴的。また、バックプレートにもイラストがプリントされており、PCを組んでしまえば見えない部分にまでこだわりが感じられる。