ファーウェイ通信 第205回
独自開発のマイクロ平面振動板ドライバーなど、ファーウェイの最先端技術を凝縮
「HUAWEI FreeBuds Pro 3」レビュー:音質/ノイキャン/デザインと洗練度を増した完全ワイヤレスイヤホン
2023年11月17日 11時00分更新
ファーウェイは2023年もユニークなポータブルオーディオの新製品を発売しているが、完全ワイヤレスイヤホンの「HUAWEI FreeBuds Pro 3」は待望のフラグシップモデル。最新モデルのサウンドやノイズキャンセリングの性能はどこまで進化したのだろうか。
見た目以上に大きかった装着感・使用感の進化
イヤホンのデザインは前機種のHUAWEI FreeBuds Pro 2から大きく変わらないように見えるが、実機に触れてみると使用感に少なからぬ違いを発見した。約5%軽量化されているうえ、曲面形状のデザインが耳に優しく触れる。装着していることを忘れてしまうほど耳に心地よくなじむ。
本体のスティック部分に内蔵するタッチセンサーリモコンの操作性も向上した。指で触れるとわかるほどの「くぼみ」があるおかげで、指でグッと押し込む操作が安定する。特に「長押しピンチ」でノイキャンと外音取り込みモードを切り替える時に指先がグラつかない。リモコンから上下スワイプ操作で音量のアップダウンができる点も使い勝手が良いと思う。
ほかにも細かなところがブラッシュアップされている。充電ケースはフタがグンと後に倒れる隠しヒンジデザインになった。イヤホンの露出面積が広がったことで、取り出しやすくなる。
HUAWEI FreeBuds Pro 3は耳なじみがとてもよいイヤホンだが、その心地よさゆえに先端部分を耳の奥に収め切れていないまま、身に着けていることもある。使い始める前に「HUAWEI AI Life」アプリの「イヤーチップの適合度テスト」を使って、自分の耳に合うイヤーピースのサイズと、最適なフィッティング状態を自動測定で確かめておこう。ベストフィットの状態でこそ、HUAWEI FreeBuds Pro 3のサウンドとノイキャンの実力が発揮される。この機能は定期的に使って、装着状態をまめにチェックすることをお勧めしたい。
練り上げたハイブリッドドライバー 極めてリアルな音楽描写
それではHUAWEI FreeBuds Pro 3の音質に迫ろう。
前モデルに続いて、最新モデルも11mmのダイナミックドライバーと、48kHzの高音域をカバーするマイクロ平面振動板ドライバーによる「デュアルドライバー」方式を採用した。
軽くて制動を効かせやすい「平面ドライバー」を巧みにコントロールしながら、音楽のディティールを緻密に描く。4つの強力なマグネットにより駆動する「ダイナミックドライバー」は力感あふれる低音再生の要だ。2種類の異なるドライバーを完璧に連動させて、高音域から低音域までとてもスムーズでつながりの良いサウンドを描けるところにHUAWEI FreeBuds 3の真骨頂がある。今回もデュアルドライバー方式を採用したことによって、音づくりが一段と練り上げられた印象だ。人の声、アコースティック楽器の音色がすごくリアルだからだ。
HUAWEI FreeBuds Pro 3はハイレゾワイヤレス再生にも対応する。オーディオコーデックはLDACのほかに、HWAもサポートしている。今回はHUAWEI FreeBuds Pro 3によるベストなサウンドを体験するため、LDACでハイレゾワイヤレス再生が楽しめるスマホをリファレンスに選んで聴いた。
原田知世のアルバム「恋愛小説4〜音楽飛行」から『My Cherie Amour』はシルキーな声の余韻に引き込まれる。質感が柔らかく輪郭線がとても滑らかだ。ピアノやギターなどアコースティック楽器の音色もやはり息を吞むほど臨場感にあふれている。ピアノの温かい余韻に包み込まれる感覚がとても心地よかった。
ベースの低音が深く沈み込んで、音楽の足もとを固める。ドラムスのリズムも粒立ちが良く軽快だ。この小さなイヤホンが、まるでスピーカーで聴いているようなどっしりと安定した音楽を再現してくれる。
Vaundyのアップビートな楽曲『トドメの一撃』も聴いた。鋭い切れ味と、耳を潤す流麗なビートの躍動感に思わず身体が動く。まるで足回りが抜群に良い高級車でドライブを楽しんでいるみたいな心地よさだ。Vaundyのハイトーンボーカルもとてもクリアで艶っぽい。HUAWEI FreeBuds Pro 3と相性の良い楽曲だ。
HUAWEI FreeBuds Pro 3もファーウェイによる最先端のセンシング技術を活かした「アダプティブEQ」に対応している。イヤホンの装着状態とユーザーの外耳道の構造に合わせて、イヤホンが最適なサウンドレベルに自動調整してくれるAI機能だ。平面ドライバーのナチュラルさと、ダイナミックドライバーの力強さをブレンドして、音楽のリアリティを高める役割も担っている。どんな条件でも原音再生を徹底的に追い求める、ファーウェイのフラグシップによるひたむきさが「アダプティブEQ」の高い効果から実感できた。

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