ファーウェイ通信 第205回

独自開発のマイクロ平面振動板ドライバーなど、ファーウェイの最先端技術を凝縮

「HUAWEI FreeBuds Pro 3」レビュー：音質／ノイキャン／デザインと洗練度を増した完全ワイヤレスイヤホン

　インナーイヤー型なのにANC機能を搭載したり、独自開発のドライバーを搭載するなど、オリジナル色が強いオーディオ製品を次々投入しているファーウェイ。今回は同社の完全ワイヤレスイヤホンの中でもフラグシップモデルとして、オーディオファンの間でも存在感を増している「HUAWEI FreeBuds Pro」シリーズの新モデル、「HUAWEI FreeBuds Pro 3」を詳しくレビューする。

ファーウェイのTWSの中でもフラグシップモデルにあたる「HUAWEI FreeBuds Pro 3」が登場。カラバリは3色あり

ファーウェイの完全ワイヤレスイヤホン最上位モデルがさらに進化して登場！

　個性が異なる多様なモデルが揃うファーウェイのオーディオ製品。今回紹介する「HUAWEI FreeBuds Pro 3」は、オーディオの専門家からも高く評価された前モデル「HUAWEI FreeBuds Pro 2」から、音質やアクティブノイズキャンセリング（ANC）性能、通話品質などの面で着実な進化を遂げている。

ケース、イヤホンともに小型化されている

　その性能については次ページ以降で詳しく見ていくとして、まずはデザインからチェックしよう。非常に高級感があり洗練された雰囲気を醸し出すデザインは、フラグシップにふさわしい仕上がりだ。カラバリは落ち着いた色合いのセラミックホワイト、シルバーフロスト、グリーンの3色。IP54の防塵防滴性能を備えているため、ワークアウト時の汗や突発的な雨にも安心だ。

軽くて着け心地に優れている

耳の穴に沿うように違和感なく装着できる

　前モデルからは、さらなるコンパクト化も図られた。充電ケースは約4.5％コンパクトになり、より持ち運びがしやすいサイズとなった。また、イヤホン本体の重量は単体で約5.8gとなり、約5％軽量化。実際に装着してみても軽やかさがずっと増しており、長時間でも快適に使用できた。

ケースのサイズは約46.9×65.9×24.5mm

　イヤーチップは、前モデルではS／M／Lの3サイズが同梱されていたが、HUAWEI FreeBuds Pro 3ではXSが追加されて4サイズにバリエーションが増加。耳の穴のサイズは個人差があり、ベストなサウンドとANCの効果を得るためには、最もフィットした状態にすることが望ましい。選べるサイズが増えて、よりフィット感が高まることは注目ポイントだろう。

イヤーチップはデフォルトのM以外に3サイズが付属

　HUAWEI FreeBuds Pro 3はタッチ操作に対応しているが、本体のスティック部分にあるコントロールエリアには、新たにくぼみデザインが採用された。これにより、長押しピンチでANCと外部音取り込みモードのオン／オフを切り替えたり、スワイプで音量を調節したりといった操作がスムーズにできる。

スティック部分の側面にくぼみがあり、指を沿わせるように操作できる

　より軽量でコンパクトになったHUAWEI FreeBuds Pro 3だが、バッテリー性能は逆にパワフルに進化。ANCオフ時は、イヤホン単体では約6.5時間、ケース併用で最長31時間の連続音楽再生が可能。また、ANCをオンにすると、イヤホン単体で約4.5時間、ケース併用で最長22時間の連続音楽再生が可能となる。

　次ページ以降では、オーディオ分野に造詣が深い、ITジャーナリストの山本敦氏にその音質の進化はどうか、詳しくチェックいただいた。