深センの巨大なファーウェイストアで最先端の技術に触れる
日本ではスマートウォッチやワイヤレスイヤホン、アイウェアなどのウェアラブル製品やPC、ディスプレーをメインに展開しているファーウェイ。しかし、本国の中国では以前(アメリカの制裁前)と同じようにスマートフォンをはじめ、最近では電気自動車まで展開するなど、依然として最先端を走るメーカーとして大きな存在感を示している。
そんなファーウェイがプレス向けのツアーを中国で開催。中国本土での“ファーウェイの今”を取材する機会を得たのでレポートしよう。
最初に訪れたのは、中国・深センにあるショッピングモール「万象城(The MixC)」内にある、同社初の直営店として2019年にオープンしたフラッグシップショップ。広々とした3階建ての建物で、1階は692平方メートル、2階は591平方メートルとなっている。
店内デザインは、テクノロジーおよび環境保全、そして消費者とのコミュニケーションの3つをコンセプトとして設計されている。フランスの著名なデザインチームと提携し、独特かつ美しい外観を持つ四角形のデザインを採用。屋根は丸みを帯びており、独自のスタイルを確立。1階から3階まで直通するエレガントな階段、壁は高品質なガラス張りで、ショップを訪れる人たちに刺激的なエクスペリエンスを提供している。
ちなみに屋外には、24時間営業の自動販売機も設置。店舗が閉店したあとでも、急なニーズに対応可能だ。
店内はスマホや家電など複数のエリアにわかれる
店内の各階は複数のエリアに分かれており、ショップを訪れた人が製品を比較し、体験できるよう工夫されている。たとえば1階は最新のスマートフォンから、スマートテレビなど、同社の主力商品を展示。さらに中国国内の自動車メーカーと共同で開発している電気自動車(PHEV)も実車を複数台置いてアピールしていた。
展示している商品は、在庫があればその場で購入可能。精算するレジは基本的には使わず、その場で支払可能となっており、什器が置いてあるテーブルの裏側にはレシートを発行するプリンターも用意されている。このあたりはApple Storeなどを参考にしている印象だ。