FIXERは9月22日、自然言語でコードを生成・実行できるオープンソースAI「Open Interpreter」を活用した、システム構築・監視サービスの提供を開始したことを発表した。
同社ははクラウドネイティブのリーディンカンパニーとして、ユーザーのクラウド環境の設計・構築・運用・保守を一気通貫で担う、フルマネージドサービス「cloud.config」を提供している。その中で、9月5日に公開された、大規模言語モデル(LLM)でプログラムを実行できるOpen Interpreterに着目し、システム構築・監視における有用性の検証を重ねてきた。今回、同ソフトウェアにより、クラウド上のサーバー構築や監視設定の自動化など、抜本的な運用効率化ができることを確認し、提供開始に至った。
本サービスは、自動化・省人化により、システム構築・監視に関するコストを低減できることに加えて、システム構築をAIが代替することで、構築期間を従来よりも短縮できることが特徴。さらに、人とAIが協働し、ヒューマンエラーによるトラブルを防止し、運用品質を向上できるとする。
今後、本サービスを先行導入したユーザーとシステム構築・保守・運用の効率化に取り組み、DX・クラウド化を実現していく。また、システムの運用レポート・障害報告書といった文書作成の自動化にも取り組んでいくとしている。
さらに、同社が提供するエンタープライズAGIプラットフォーム「GaiXer」でも、Open Interpreterをクラウド経由でソフトウェアを利用するSaaS型で提供する予定だ。Microsoft Azure上の安全な専用環境上に構築し、日本語でも利用しやすいようなユーザーインターフェースを備え、ユーザー自らOpen Interpreterを試せるようになるという。