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USB-C搭載、Proはチタンで軽量化! iPhone 15徹底大特集 第73回

やっぱり「ダブルタップ」がスグレモノ! Apple Watch Series 9/Ultra 2を試した【レビュー】

2023年09月20日 22時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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画面のピーク輝度が向上。屋外でも見やすい

 そのほかApple Watch Series 9やApple Watch Ultra 2と前シリーズとの違いは、画面表示のピーク輝度が上がったことです。Apple Watch Series 9は2000ニト(Apple Watch Series 8は1000ニト)、Apple Watch Ultra 2は3000ニト(Apple Watch Ultraは2000ニト)です。Series 9は前機種の2倍、Ultra 2は約50%の輝度向上を果たしました。

 さらに暗い場所に移動すると、どちらのApple Watchもディスプレイの明るさを1ニトまで自動的に下げて、光が周囲の妨げにならないよう配慮します。いたずらなバッテリーの消耗を防ぐ効果もあります。

 晴れた日の屋外で新旧モデルの画面を並べてみました。画面の明るさ設定は最大にして比べると、やはりどちらのシリーズも昨年のモデルに比べて明るさが強化されています。アプリのグリッド表示を見比べると、アイコンの輪郭線が引き締まる印象を受けます。

左が初代、右が2台目のUltra。新しいUltraの方がアイコンがよりくっきりと見えます

 昨年のタフネスモデルのApple Watch Ultraが初めて登場した後から、高耐久性スマートウォッチを必要とするエクストリームなスポーツと音楽をたのしむ方だけでなく、タフネスウォッチの愛好家もApple Watchを選ぶようになり、今ではApple Watchの発売当初とは違う新たな属性のユーザーが増えているようです。

 9月19日に配信が開始されるwatchOS 10の新機能であるメンタルヘルスのセルフチェックや、サイクリングのワークアウト計測の強化などが、また新たなApple Watchユーザーの輪を広げることでしょう。エントリーモデルであるApple Watch SEの価格が、この秋から3000円ほど値下がりすることも追い風になると思います。発売後の動向にも関心の目が集まりそうです。

 

筆者紹介――山本 敦
 オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。取材対象はITからオーディオ・ビジュアルまで、スマート・エレクトロニクスに精通する。ヘッドホン、イヤホンは毎年300機を超える新製品を体験する。国内外のスタートアップによる製品、サービスの取材、インタビューなども数多く手がける。

 

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