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USB-C搭載、Proはチタンで軽量化! iPhone 15徹底大特集 第64回

今年はiPhoneの当たり年! iPhone 15もiPhone 15 Proもお勧め!【先行レビュー】

2023年09月20日 07時30分更新

文● 村上タクタ 編集●飯島恵里子/ASCII

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iPhone 15のイエロー。写真では伝わりにくいが、シャーベッドのような淡い色合いがとても素敵だ

でもスタンダードのiPhone 15シリーズが十分に魅力的

 iPhone 15シリーズは、写真で伝わるかどうか分からないが、ご覧のように非常に美しいシャーベットカラーだ。実物の美しさは格別なので、ぜひApple Storeなどで実物を見て欲しい。明るいペールな色合いは非常に魅力的だ。

 カメラは例によって2眼だが、こちらはメインに4800万画素のセンサーを積むことで、iPhone 14 Proと同じような画角を限った使い方で、2倍望遠を利用できるようになった。

 これにより、スタンダードラインであるiPhone 15シリーズでも0.5倍、1倍、2倍の光学画角を使えるようになった。この変化は大きいと思う。1倍画角では、どうしてもパースが付きやすく、モノのカタチは歪む。この光学2倍(48mm相当)が使えるようになったのは、スタンダードラインのiPhoneにとっては革命的なことだ。高額なiPhone 15 Proシリーズを選ばずにiPhone 15シリーズを選ぶのも十分にクレバーな選択だと思う。

iPhone 15 Plus(左)と、iPhone 15のカメラ部分。メインカメラを使って、1倍だけでなく、2倍の望遠が撮れるようになったのがうれしい

 ボディはアルミ。iPhone 15 Proほどではないが、iPhone 14よりは角Rが設けられた造形になっていて、こちらも持ちやすい。

 チップセットもA16 Bionicと、昨年のiPhone 14 Proが搭載していたもので、十分に高性能。高性能だが、性能を引き出すのに少々手間が必要なiPhone 15 Proは少し敷居が高いと感じる一般の方向けには、iPhone 15シリーズは十分お勧めできる。iPhone 14 Plusの売上はさほど伸びなかったようだが、iPhone 15 Plusの大画面も魅力的だ。特に、老眼が気になってきたご同輩は大きなiPhone 15 Plusもぜひ選択肢に入れてみていただきたい。

 

筆者紹介――村上タクタ
 趣味の雑誌を30年間に600冊ほど作ってきた編集者・ライター。バイク雑誌「ライダースクラブ」で仕事を始め、ラジコン飛行機雑誌「RCエアワールド」、海水魚とサンゴ飼育の雑誌「コーラルフィッシュ」、デジタルガジェットの本「flick!」の編集長を約10年務めた後退職。現在フリーランスの編集者・ライターであり、ウェブメディアThunderVoltの編集長。HHKBエバンジェリスト、ScanSnapアンバサダー、mmhmmヒーロー。iPhone、iPadなどのデジタルガジェットや、バイク、クルマ、旅、キャンプ、絵画、日本酒、ワインと家族を愛する2児の父。

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