NTT Comなど、サプライチェーン全体の温室効果ガス排出量を算定・可視化・分析するクラウドサービス「MIeCO2(ミエコ)」を提供
伊藤忠丸紅鉄鋼とNTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)、ウェイストボックスは8月30日、サプライチェーン全体の温室効果ガス排出量を算定・可視化・分析するクラウドサービス「MIeCO2(ミエコ)」を発表。9月1日より提供を開始する。
鉄鋼関連業界や企業では温室効果ガス排出量削減に向けた取り組みが急務となっており、企業や産業界が排出量削減に向けた取り組みを加速するためには自社単独ではなく取引先との連携によってサプライチェーン全体にわたって正確な情報を共有し、対策を進める必要がある。
今回3社はこれを実現するソリューション群の提供を共同で検討して2月より実証実験を進め、この結果をもとに3社は共創して、排出量の算定・可視化・分析をはじめ、排出量削減や情報開示に向けたコンサルティング、各種認証取得支援などカーボンニュートラルの実現につながる取り組みを総合的に支援する本サービスを構築。
MIeCO2は、自社内で収集可能なデータによる簡易的な算定から、サプライヤから収集するデータを反映した精緻な算定まで、顧客企業が保有データに応じた温室効果ガスのサプライチェーン全体の排出量算定・可視化・分析する。さらに、排出量算定に関わる業務(算定範囲決定、算定ロジック定義、データ収集方法具体化、財務情報との整合性確認)、CDPやTCFD情報開示、SBT認定取得を支援するコンサルティングサービスも提供。
NTT Comはサービスを構成するプラットフォームとシステムを提供し、サービスの提供は伊藤忠丸紅鉄鋼、ウェイストボックスは排出量算定ロジックの定義や環境コンサルティングを担う。