アールスリーインスティテュートは7月28日、kintoneのアップデート時にDOM構造等に変更があるかどうかを検出するツール「Chomskei(ちょむすけ)」をオープンソースソフトウェアとして公開したと発表した。
kintoneプラグインや連携サービスの中には、kintoneのアップデートによりkintoneが生成するブラウザー上のDOM構造に変更があるとその影響を受け、動作に問題が発生するものがあり、同社の提供するgusuku Customineも一部の機能でこの影響を受け、動作に問題が発生する可能性があった。
今回開発したChomskeiは、kintoneがブラウザー上で生成するDOM構造を新旧2つの環境で比較することで、変化を検出できるツールとなり、DOM構造および各エレメントのプロパティーの変化を検出することができる。
これらの変化の検出により、影響を受ける機能を迅速に特定でき、変更への対応のスピードアップが期待できるとする。
なお、Chomskeiは、オープンソースソフトウェアとしてMITライセンスでGitHubにて公開される。
今後、Chomskeiは、より広範囲にkintoneの変更を検出できるように、「kintoneのJavaScript内で管理されているオブジェクトの構造の変更を検知」「2つのkintone環境でなく、過去のあるタイミングの環境と現在の環境の変化を検知」「変更点をより見やすくするための表示方法の追加」のような機能を追加していくという。