画面デザインもよりわかりやすく刷新、「NEC Software Robot Solution Ver1.5」
NECがRPAソフト新版を発売、操作支援動画追加などでより使いやすく
2023年07月12日 13時45分更新
NECは2023年7月12日、RPAソフトウェアの新バージョンとなる「NEC Software Robot Solution Ver1.5」を販売開始した。ロボット作成時の操作方法を動画でサポートする機能の追加、アイコンや設定画面のデザイン変更により、使いやすさ、わかりやすさをさらに強化したとしている。
NEC Software Robot Solutionは、プログラミング未経験者でもマウスやキーボードの直感的な操作だけでロボットを作成し、PCの定型作業を自動化できるRPAソフトウェア。操作内容を指示するオペレーションコマンド、条件判断や繰り返しなどを指示するフローコマンドを、GUI画面上で部品のように組み合わせることでロボットが作成できる。ユーザー単位ではなくロボット作成/実行端末単位でのライセンス課金で無駄が少ないという特徴もある。
今回リリースされたVer1.5ではまず、初心者の操作方法習得を支援するいくつかの機能が追加された。初回起動時には、基本的なロボット作成手順を解説するチュートリアル動画へ誘導するポップアップが表示される。また各コマンドの設定画面では、具体的な使い方を説明したFAQページへのリンクボタンが新設された。ロボットの実行中にトラブル(エラー)が発生した場合に、その解決方法を解説する画像付きガイドもポップアップする。
また、ロボット設定画面の操作性向上も図られている。コマンドおよび各種コマンドをまとめたタブの名称やアイコンデザインを刷新したほか、一連の自動操作フローを示すコマンドテーブルを階層型表示デザインに変更して、操作性や視認性を向上させている。コマンド設定時の入力漏れをロボット実行前にエラー表示する機能も追加された。
そのほか、「フォルダのコピー」などフォルダ操作関連のオペレーションコマンドの追加、ユーザーからの要望による20個の新コマンド/新機能追加などの強化点がある。
NEC Software Robot Solution Ver1.5は7月12日に販売を開始し、提供開始は7月18日(ダウンロード配信)。希望小売価格(税抜)は、ロボット作成と実行ができる通常版が1端末あたり月額12万円から、ロボット実行のみ版が同 月額4万円から。なおNECでは、RPAを適用する業務選定、導入検証(PoC)、開発支援、運用ルールの策定、ユーザー教育など、RPAの検討から運用までを支援するサービスメニューも用意している。