プライム・ストラテジーは6月27日、CMS実行環境「KUSANAGI」が次世代高速通信「HTTP/3 (QUIC)」 に対応したことを発表した。
データ通信量が増加し続けている現在、ストレスのない通信に高速な通信が必要となる。しかしHTTP/3は、大量の通信を必要とするfacebookやYouTubeなどで導入が進む一方、多くのサーバーで利用されているNginxやApacheが未対応であることから、利用できる環境が限られていた。
今回、KUSANAGIで採用しているウェブサーバーNginxでの対応が進んだことから、HTTP/3に標準対応し、HTTP/3ウェブ環境を簡単に構築できるようになった。
Googleは、Developersブログで、QUICを利用することで、検索にかかる時間は2%以上短くなり、YouTubeの再バッファリング時間は9%以上も短くなり、クライアントのスループットはPCで3%以上、モバイルで7%以上増加するとしている。
既存環境のアップデートなどHTTP/3への対応方法についてはこちら。