JALから期限付きの会員情報更新依頼メールが!?
フィッシング対策協議会は6月、日本航空(JAL)を騙るフィッシング詐欺が増えていると発表しました。
これは、「■重要■JAL会員様向け 会員情報の更新をお願いします」といった件名で「この度お客様の会員情報に不備があるため、正確な情報の更新をお願い申し上げます」といった文面を送り付け、情報更新用リンクと偽ったWebサイトに誘導することでクレジットカード情報を含む個人情報を入力させようというもの。
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新型コロナの5類移行に伴い、各地の空港や駅には堰を切ったように人があふれています。経済産業省の調べによると、航空旅客はすでにコロナ禍前の2019年12月を超えるまでに回復しているとのこと。特に国内旅行はコロナ禍前水準を25%も超えています。
電気料金の値上げが話題になった途端、電力会社を騙るフィッシング詐欺が多発したことを考えると、今回のフィッシング詐欺増加も、観光や出張の急増で航空業界が息を吹き返したことを見計らったものと思われます。
すでに日本航空からも、「お客さまのクレジットカード番号、暗証番号などの個人情報を要求する電子メールをお送りすることはなく、このような不審な電子メールに記載されているリンク先やコールセンターは弊社とは一切関係ございません」とのアナウンスがありました。
今春以降、コロナ禍のあいだ息をひそめていた業種やサービスが順次再開していますが、そのタイミングを狙ってフィッシング詐欺も同時に発生しがちであることを覚えておきましょう。
もし、あなたがフィッシング詐欺メール・SMSを受け取った場合、可能ならばフィッシング対策協議会に報告すると良いでしょう。