ファーウェイのスマートウォッチ「HUAWEI WATCH」シリーズに、水深100mという本格ダイビングへの対応や高級素材をふんだんに用いられた“究極”のモデル「HUAWEI WATCH Ultimate」が登場する。5月26日の発売で、価格は13万5080円。
ジルコニウムにサファイヤガラスにチタンと高級素材を活用
一般的なダイビングを大きく上回る水深100mの水中でも利用可能
HUAWEI WATCH Ultimateの“究極”な部分を見ていくと、まずは革新的な素材の数々。火星探査機のドリルにも用いられているというジルコニウムを元にしたリキッドメタルを筐体に採用。不規則な原子構造を持っているために非常に強固で、チタンやステンレスと比べても2~4倍の耐久性を持つという。
文字盤表面は強固で耐摩耗性に優れるサファイヤグラス。厚みは2.35mmで33段階の研磨加工でベゼル部分と一体感のある曲面スクリーンを実現している。ベルトは軽くて耐久性に優れるチタン。汗の塩分などによる腐食の心配が無いほか、熱伝導性が低いことで夏でも冬でも快適に装着できる。ただし、本機はスマートウォッチとしての用途も前提になっているので、水素化ニトリルゴム(HNBR)素材のベルトも製品に2本同梱。短いタイプは日常用、長いタイプはウェットスーツを着たときに利用できるようになっている。
一方、ダイビング時の機能では一般的なダイブコンピューターを上回る機能を持っている。まず、水深は一般的なフリーダイビングやレクリエーショナルダイビングを上回る100mまで対応。地上の10倍以上の圧力にさらされる水中で防水を実現するため、16以上の極めて複雑な構造を持つほか、水深100m下でも音声伝達を可能にしており、警告音で現在の状況をユーザーに知らせてくれる機能を持つ。
また、ダイビングの世界で定番的に用いられている「Buhlmannダイビング減圧モデル」でデータをモニタリングし、早すぎる上昇速度などでリマインドや警告をしてくれる。
このほか、100種類以上のワークアウトへの対応、心拍や血中酸素レベル、睡眠などのモニタリング機能は、HUAWEI WATCHシリーズの上位モデルと同様。また、アウトドア向けに「エクスペディション(探検)モード」を用意。夜間のトレランなどで目に負担をかけずに画面を見やすくする「ナイトモード」、ルートから外れた場合に戻りやすくする「ルートバック」などの機能が利用できる。
バッテリー駆動は本機も一般的な使い方で約14日間。フル充電まで60分で、ワイヤレス充電もサポートしており、Qi仕様準拠のパッドやリバースチャージ対応のスマホでも充電が可能だ。