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週刊つぶやき流行語総研 第74回

2023年5月3日~16日にTwitterで注目された「PC・スマホ・ネット」ワードをチェック

FANBOX、DLsite、Fantiaも……画像生成AI作品の取扱一時停止で揺れた1週間

2023年05月24日 17時00分更新

文● せきゅラボ

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トップ10中、4ワードがAI関連

 6位は「小説家になろう」。なろう小説家が、妻に内緒にしていた創作活動を知られてしまい、なろうのアカウントを削除するに至ったと自身のTwitterで報告。投稿が拡散され、「結婚」に対する多くの意見が投稿されています。

 7位は「画像生成AI」。小説家の雨穴が画像生成AIをテーマにしたミステリー小説をオモコロに掲載。本人による宣伝ツイートは3.6万RT、14.5万いいねと大きなバズを起こしました。

 8位は「Hulu」。日テレのバラエティ番組「King & Princeる。」公式がHuluでの見逃し配信の宣伝ツイートを投稿。4.3万いいねを獲得し、リプ欄では視聴者の番組に対する感想が投稿されています。

 9位は「ABEMA」。ABEMAにて地上波同時・単独最速配信が実施されているTVアニメ『【推しの子】』公式が、第5話配信後に視聴者に向けお礼のコメントを投稿。アニメの人気も伴いABEMAを含むツイートが増加しているようです。

 10位は「DLsite」。2次元コンテンツダウンロード販売サイトのDLsiteが「AI生成作品」の取り扱い一時停止を発表。これに対し多くの意見が投稿されており、なかでもゲームの背景などには積極的に利用した方がよいというツイートが1.5万いいねと共感を得ているようです。

画像生成AI作品の販売ブームがひと段落?

 いわゆるAIツールのなかでも、2位「ChatGPT」の知名度は頭1つ抜けていますが、ASCII.jpの読者ならMidjourneyやStable Diffusionといった「画像生成AI」(7位)のツールに興味がある人も多いのでは。

 マシンパワーさえあれば高品質の画像をいくらでも生成できるということで、同人販売サイトでは画像生成AIを使った作品が大量に出品されました。ところがここに来てAI生成作品の締め出し/隔離の動きが出ています。4位「pixivFANBOX」、10位「DLsite」はともにAI生成作品への対応がツイート数を増加させました。

 数週間ごとにトレンドが目まぐるしく変わるAIツール界隈ですが、この連載でも画像生成AI周りのワードは消えては浮かび……を繰り返すことになるかと思います。

たまに役立つセキュリティ豆知識

Q:「闇バイト」ってなに?

A:SNSで募集される、違法もしくは法的にグレーゾーンな内容のアルバイトを指す。

 「裏バイト」と呼ばれることもあり、総じて募集段階での報酬は高い。特殊詐欺の「受け子(騙す相手からお金やカードなどを受け取る)」「出し子(騙し取ったカードを使ってATMから現金を引き出す)」などのほか、ときには盗みの実行犯までさまざまな仕事があり、一般的なアルバイトの数倍、数十倍の報酬が提示される。

 昨今ではSNSを中心に闇バイトの求人が引きも切らないが、応募することでまず個人情報を奪われることは覚悟しなければならない。SNSによる応募は気楽に思えるかも知れないが、正式に応募する際には、顔写真はもちろんマイナンバーカードや運転免許証、学生証など、明らかに応募者個人を特定できる情報を要求されることがほとんどだ。

 そのため、場合によっては反社的な人物および組織に一生つきまとわれることになりかねない。そしてバイト自体も法に触れるものが大半であり、請け負うことで犯罪者になる可能性は非常に高い。

※ご紹介しているデータは、角川アスキー総合研究所が提供中の「Twitter解析サービス」を基にした内容です。本サービスでは、Twitter社と公式に契約して取得したエンターテインメントに関連する全ツイートデータから、独自の辞書データベースを活用して、高い精度で目的のツイートを抽出・分析することが可能です。当社とNTTデータ、東京大学喜連川研究室による独自の解析システムを用いて、ポジティブ・ネガティブの判定、性別や年代の推計もご提供できます。ご興味・ご関心をお持ちの方は下記よりお気軽にお問い合わせください。
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