iOS版Vivaldiのインストール方法&ファーストインプレッション
今回の目玉はiOS版Vivaldiプレビュー版のリリースだ。しかも、日本先行リリースというのがうれしいところ。プレスだけでなく、読者も利用できるので、Vivaldiユーザーはぜひ試してほしい。
iOS版Vivaldiをインストールする場合、まずは「TestFlight」(https://apps.apple.com/jp/app/testflight/id899247664)アプリをインストールする。その後、「Vivaldi プレビュー版」(https://testflight.apple.com/join/sZwOuL9G)をインストールすれば使えるようになる。あくまで、プレビュー版なので、どんなバグがあるかわからないので仕事などでは利用しないこと。試してみて、気になるところがあればフィードバックしてあげよう。
ちなみに、プレビュー版は申し込める人数が制限されており先着順なので、興味のある人はすぐに申し込むことをお勧めする。
Appleは現在、ブラウザアプリを作る際、AppleのレンダリングエンジンであるWebKitの導入を強いている。VivaldiはChromiumベースなので、どこかで状況が変わるだろうと様子を見ていたそう。しかし、いつまでたってもその日が訪れず、ユーザーからのリクエストが多数寄せられたため、Webkitを採用して開発することとなった。
ただ、近いうちにChromiumベースのアプリもiOSで使えるようになる可能性があり、そうなればもちろんVivaldiのエンジンをそのまま使うことになるという。
あくまでもプレビュー版で、Android版にあるのに使えない機能も多い。それでもVivaldiがiPhoneで動作するのはありがたい。さらに「設定」から同期機能を有効にでき、PCとデータを連携できる。現在は、ブックマークやノート、閲覧履歴などが同期できた。
何はともあれ、まずは「デスクトップタブ」の設定をオンにする。モバイル版Vivaldiはスマホアプリでもタブを使えるのが大きな特徴だ。
「プライバシーを取り戻そう」と謳うVivaldiはアプリに広告ブロック機能を搭載している。常に表示されている盾のアイコンをタップすれば、即トラッカーと広告のブロックメニューが現れる。基本はブロックしておき、ウェブページが正常に表示されなかったときに、ブロックなし設定にする、といった使い方もできる。
以上が、プレスカンファレンスの様子とiOSのプレビュー版Vivaldiアプリのファーストインプレッションとなる。まだ、iOSアプリは登場したてで機能もこれからといった感じだが、Android版はスマホブラウザとは思えないほどの機能を備えている。iOS版Vivaldiもどんどん進化していくことだろう。