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15.6型ながら持ち運びも想定されたノートPCが実際実用的か、普段使いして試してみた結果は?

文●松野翔太 編集●ジサトラハッチ

提供: マウスコンピューター

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今回試したマウスコンピューターの15.6型ノートPC「mouse B5-I7I01SR-A」。直販価格は12万9800円から

 マウスコンピューターの「mouse B5-I7I01SR-A」は、CPUにインテル®「Core™ i7-1195G7」を搭載する15.6型ノートPCだ。ノートPCとしては比較的大きめのサイズながらモバイル用途にフォーカスしており、高い性能と可搬性を両立させているのが本製品の特徴。1日中持ち運ぶPCに、ある程度の画面サイズとパフォーマンスを求めたいユーザーにとっては魅力的な選択肢になるだろう。

 この記事では「mouse B5-I7I01SR-A」の外観や性能をチェックするとともに、実際に屋外に持ち出して取材で活用してみた際の使用感をレポートする。

従来同等モデルよりもスリムな筐体を採用

カラーはほぼシルバー1色でヒンジやキーボード部分のみ黒い部品を採用。直線的でシンプルなデザインだ

天板にはマウスコンピューターのロゴが。ビジネス用途ではやや目立つものの、全体の印象は落ち着いているのでディスプレーを開いてしまえば気にならない

 「mouse B5-I7I01SR-A」は、CPUにインテルのノートPC向け4コア/8スレッドプロセッサー「Core™ i7-1195G7」を搭載しており、ウェブブラウジングやビジネスアプリでの利用には快適さが期待できる。メモリー容量は16GB(DDR4-3200)、ストレージは512GBのNVMe SSDと、この手のノートPCとしては比較的スキのない構成だ。

「mouse B5-I7I01SR-A」の主なスペック
ディスプレー 15.6型(1920×1080ドット、ノングレア)
CPU インテル®「Core™ i7-1195G7」
(4コア/8スレッド、最大5GHz)
メモリー 8GB×2(DDR4-3200)
ストレージ 512GB SSD(NVMe)
無線機能 Wi-Fi 6、Bluetooth 5
Webカメラ 100万画素
駆動時間 約9時間
インターフェース※ HDMI出力、USB3.1 Type-C、USB3.1 Type-A、USB2.0 Type-A×2、マイクロSDカードリーダー、ギガビットLAN、ヘッドホン出力
サイズ/重量 360.4×239.3×19.8mm/約1.68kg
OS Windows 11 Home

※BTOオプションでSIMカードスロット(標準SIM)が利用できる

 外観は、ヒンジやディスプレーのベゼル、キーボード部分などを除き、オーソドックスなシルバーカラーを採用。装飾らしい装飾は、天板中心部に配置されたマウスコンピューターのブランドロゴぐらいで、デザインも直線的であり、全体的には今時の洗練されたシンプルなPC、といった印象だ。

 本体サイズはおよそ幅360.4×奥行239.3×高さ19.8mmで、重量は約1.68kg。近年は15型クラスのディスプレーを備えるノートPCも本体サイズをコンパクトに設計している場合が多いが、本製品も2018年リリースの従来同等モデルより約5mmほどスリム化。重量も約290gほど軽量化されているという。持ち運びが可能なサイズ・重量で、なおかつ画面も大きいほうがいいというユーザーにとっては魅力的な仕様だろう。

左側面。USB 2.0 Type-Aポート×2、有線LANコネクター、マイクロSDカードリーダー、セキュリティースロット、ヘッドフォン・マイクジャック、オプションのSIMカードスロットを配置している

右側面。USB3.1 Type-Cポート、USB 3.1 Type-Aポート、外部映像出力用のHDMIコネクター、充電コネクタを配置

 インターフェースの大きな特徴として、BTOオプションでLTE通信モジュール(+2万6950円)を追加すると、LTEモバイル通信が可能になる点が挙げられる。オプションではあるものの、LTE対応が可能なノートPCは限られていることもあり、そこはひとつの強みであると言えそうだ。そのほか有線LANポート、Wi-Fi 6無線LAN通信を利用できる。

BTOオプションでLTE通信モジュールを追加できる。ただし、SIMは自分で用意する必要がある。SIMサイズは標準

 映像出力はHDMI端子に加え、USB 3.1 Type-Cポートを活用することで最大3画面のマルチディスプレー環境構築が可能。USBポートも合計4ポートあり、たとえば外付けのキーボードやマウスを接続しても使えるポートが残るのはうれしい。

キーボードはテンキーあり、104キー日本語配列。15.6型クラスのノートPCということもあって、それほど窮屈さは感じないレイアウトだ

 キーボードは104キー日本語配列を採用。キーピッチは約19mm、キーストロークは約1.8mmとどちらもしっかりと確保されている。15型クラスのノートPCらしく、テンキーも用意されていることから、ビジネス用途では扱いやすいだろう。なお、キー配置は特にクセもなく、打鍵感は一般的なメンブレンキーボード相応といったところだ。

パネル上部には100万画素のWebカメラを搭載。左右にはデュアルアレイマイクも配置されており、リモート会議などでも活用できる

 先ほどから述べている通り、ディスプレーサイズは15.6型。解像度はフルHD(1920×1080ドット)で、ノングレアパネルを採用する。ビジネスノートPCに多い13型クラス以下のパネルよりも大きく見やすいなど、画面を確保したいユーザーに適している。画面上部のWebカメラは100万画素で、リモート会議などに活用できる。

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