白+LEDのパーツで魅せる
今回は、GT502を使って見た目に最大限こだわりつつ、ある程度コストも抑えて十分なパフォーマンスを持ったゲーミングPCを組むという観点から、パーツを選んでみたい。まず、見た目にこだわる上で重要になるのが、マザーボード、CPUクーラー、ビデオカード、そしてケースファンだ。
●マザーボード:ROG STRIX B760-G GAMING WIFI D4
実売価格:3万4000円前後
マザーボードには、「ROG STRIX B760-G GAMING WIFI D4」を採用した。ホワイトやシルバーのヒートシンクを備えたMicroATXサイズのマザーボードとなる。
ROGらしいLEDをあしらったロゴがワンポイントとなるデザインで、ゲーミングらしい派手さはありつつ、白いパーツを最大限に活かしている。スペックとしては、パワーステージが12+1基、M.2スロットはPCI Express 4.0対応のものを2基備え、ビデオカード用のx16スロットはPCI Express 5.0に対応する。
Wi-Fi 6Eに対応していることや、ビデオカードを取り外す際に便利なPCIe SLOT Q-RELEASEボタンなど、利便性も十分。一方で、チップセットをB760、メモリーをDDR4対応とすることで、コストを抑えている。
●CPUクーラー:ROG RYUO III 240 ARGB WHITE EDITION
実売価格:4万4000円前後(※360mmラジエーターの価格)
CPUクーラーには「ROG RYUO III 240 ARGB WHITE EDITION」を採用する。正直、今回の構成なら簡易水冷のCPUクーラーでなくても冷却は可能かもしれないが、デザイン面で見るなら白いPCに非常に映えるため採用している。
なお、今回は都合によりラジエーターサイズが240mmのものを使用しているが、国内では360mmサイズのもののみ販売している。360mmサイズでもGT502には搭載可能だ。
ウォーターブロックは円柱状でシンプルな形状。その天面に搭載された「AniMe Matrix」の画面には、ユーティリティーソフトの「Armoury Crate」で設定したアニメーションやシステム情報を表示できる。
●ビデオカード:Dual GeForce RTX 3060 Ti White OC Edition 8GB GDDR6X
実売価格:6万6000円前後
ビデオカードは、「Dual GeForce RTX 3060 Ti White OC Edition 8GB GDDR6X」。LEDなどはない、シンプルなホワイトカラーのモデルだ。GeForce RTX 30世代でもコスパ重視のGeForce RTX 3060 Tiを搭載。ファンの羽の外縁が一体成型されており、エアフローが収束しやすいというAxial-techファン設計が特徴となる。
また、ビデオカードの表だけでなく、バックプレートもしっかりとホワイトカラーに染色されているという点も、白いPCを組む上ではありがたい。
●ケースファン:TUF GAMING TF120 WHITE ARGB
実売価格:7000円前後(※3基セットの価格)
ケースファンには、「TUF GAMING TF120 WHITE ARGB」を使用した。ケースと同様のTUF GamingシリーズでARGBを備えたケースファンとなり、PWM制御に対応。回転数は250~1900rpmで設定できる。流体軸受を採用することで、最大25万時間の駆動が可能だという。
今回はこのファンを6基使用した。本製品は単品の他、3つセットになった3IN1パッケージが販売しているので、このパッケージを2つ揃えた。3IN1パッケージには最大4台のファンを接続できるARGBハブも付属しているため、複数のファンを使用するならこちらがオススメだ。