ゲーミング向けのPCや周辺デバイスは、以前であれば黒のベースカラーが主流だった。しかし、昨今はその事情も少々変わっており、PCケースやマウス、キーボード、ヘッドセットなどにカラーバリエーションが用意されるようになってきている。
中には、レッドやグリーンなど個性的なカラーの製品もある。しかし、あまりに個性的なカラーだと、他のパーツや周辺機器と合わせづらく、浮いてしまいがちだ。そこで増えてきているのが白い製品。近年では、黒と白の2色展開という製品が多くなっている。
BTO PCメーカーでも、昨今は白モデルの人気が高くなっているという。増加している女性ゲーマーやテレワーク用途の需要なども、そうした人気に影響していることがうかがえる。
ASUSでもそうした流れを受けて、白いパーツやデバイスが増えてきた。ASCII.jpでは、以前にもASUSの白いパーツで揃えたPC構成を紹介した(https://ascii.jp/elem/000/004/042/4042207/)が、それから2年経っており、ラインアップも変わっている。今回は改めてASUSのPCパーツを使って“白いゲーミングPC”を組む際の構成を考えてみたい。
デュアルチャンバータイプの白い新ケース
●PCケース:TUF Gaming GT502 White Edition
実売価格:3万円前後
ゲーミングPCと言えば、性能を重視してCPUやGPUのスペックに目が行きがちだが、見た目にこだわるPCでは、まず大事なのがPCケースと言えるだろう。今回は、ASUSが2月に発売した「TUF Gaming GT502」(以下、GT502)の白モデルを使用する。
GT502は、マザーボードやビデオカードなどを収める部屋と、電源ユニットやHDDなどを収める部屋がわかれたデュアルチャンバータイプのPCケースとなっている。フロントパネルとサイドパネルに強化ガラスを使用することで、内部を魅せるPCを組むのに適したデザインだ。
TUF GamingシリーズのPCケースには、以前から持ち運びのための布製のハンドルが取り付けられているものがあったが、GT502にもハンドルは健在だ。上面にファンなどを取り付ける時はこのハンドルは取り外さなければならないが、マジックテープを外せばスルっと抜けるので組み込み時のストレスにもなりづらい。
マザーボード側と電源ユニット側を仕切る板の一部は取り外して、ファンなどを取り付けられる。また、裏配線を行う電源ユニット側にもケースファンを取り付けられるようになっているので、裏配線側のサイドパネルから熱を排気するといったエアフローも構築できる。