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最上位マウスから360Hzディスプレーまでが一堂に会す

ASUSが本気で臨むプロ向けeスポーツデバイス「ROG Ace」発売!最新製品勢ぞろいの発表会レポート

2023年02月24日 10時00分更新

文● ジサトラユージ

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キーボードに“油を差す”という体験をお手軽に
「ROG Azoth」

 続いて紹介するのはゲーミングキーボードのROG Azothだ。こちらも3月10日発売。市場想定価格は3万4580円となる。

 本製品は75%サイズのゲーミングキーボードとなり、専用ドングルを用いた無線接続、Bluetoothでの無線接続、有線接続に対応する。キー配列は、現在のところ英語配列のみ販売を予定している。右上に情報を表示可能な有機ELディスプレーを搭載。また、3層の静音ダンパーを内蔵することで、打鍵時の静音性を高めている。

横幅の広いスペースキーの軸受けを増やし、左右どの位置でも同じ感覚で押せる「ROG キーボードスタビライザー」など、細かい部分までしっかりと作られている

 しかし、最大の特徴はと言えば、「DIYスイッチルブキット」が付属しているところだろう。ROG Azothはキースイッチのホットスワップに対応しており、標準で搭載している「ROG NX Redメカニカルスイッチ」を取り外して、Cherry MX製のスイッチなどに付け替えることができる。

 さらに、DIYスイッチルブキットを使うと、取り外したスイッチを解体してルブ(油を差す)ことが可能だ。これにより高いメンテナンス性を誇り、押し心地が劣化することなく使用できるというわけだ。

静音ダンパーを複数内蔵することで、指への負担と騒音を軽減

最大の特徴となるDIYスイッチルブキット。キースイッチに潤滑剤を塗布できる

実際のキットの様子

65%のコンパクトキーボードや360Hz駆動ディスプレーもラインアップ

 さらに、キーボードはもう1製品、ROG Falchion Aceも3月10日に発売する。本製品は、65%サイズと持ち運びもしやすいコンパクトなキーボードで、カラーバリエーションにブラックとホワイトを用意している。いずれも市場想定価格は1万3980円。

ROG Falchion Aceは白と黒の2製品がラインアップ

 有線接続のモデルだがUSB Type-Cポートを2基備えており、2つのデバイスに接続して、本体奥側のスイッチでどちらを操作するのか選べるようになっている。また、持ち運び用にカバーが付いていたり、側面に音量調整などで使えるタッチパネルが付いていたりといったユニークな特徴もある。

コンパクトなデザインと、デュアルUSB Type-Cなどが特徴的だ

 またすでに発売済みではあるが、ゲーミングディスプレー「ROG Swift 360Hz PG27AQN」についても紹介された。ROG Swift 360Hz PG27AQNは27インチ、WQHD(2560×1440ドット)解像度のゲーミングディスプレーで、リフレッシュレートはなんと最大360Hzに対応する。市場想定価格は17万8920円。

リフレッシュレート360Hzに対応するROG Swift 360Hz PG27AQN

 応答速度はGTGで1ms、HDR 10もサポートしている。また、「eSportsデュアルモード」という機能によって、解像度を最適に調整しながら25型サイズに画面を縮小することができる。ゲームによっては、ディスプレーが大きすぎると画面の情報すべてが視界に収まらず視点移動が忙しくなるため、あえて画面を小さめに表示することもメリットがある。

27型/WQHDのディスプレーでは、25型/フルHD(1920×1080ドット)のディスプレーより照準精度が3%上昇するという。わずかだが競技の世界では重要だ

eSportsデュアルモードを使うと、25型サイズの画面にすることも可能

国内未発売の先行展示製品も

 さらに今回のタッチ&トライイベントでは、国内未発売製品の先行展示品も見ることができた。軽量マウスの「ROG Strix Impact III」「ASUS TUF Gaming M3 Gen II」や、27型で有機ELパネルを採用し、リフレッシュレート240Hz、応答速度最大0.03msを実現した「ROG Swift OLED PG27AQDM」なども展示されていた。

ROGの軽量有線マウス、ROG Strix Impact III

TUF Gamingにも軽量有線マウス、ASUS TUF Gaming M3 Gen IIが登場

有機ELパネル搭載で240Hz対応のWQHDディスプレー、ROG Swift OLED PG27AQDM。ちなみに筆者が一番欲しくなったのがコレ

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