Zoomは1月16日(現地時間)、PC版(Windows/Mac/Linux)およびモバイル版(iOS/Android)クライアントアプリを最新のv5.13.5へアップデートした。
ブレイクアウトルームの最大数が100室に
今回のアップデートで、参加者を少人数のグループに分けたミーティングが可能になる「ブレイクアウトルーム(分科会)」の作成数上限が従来の50室から最大100室に、1つのブレイクアウトルームの最大収容人数が1000人に緩和された。ただし、複数のルームを作成した場合、作成したすべてのルームの参加人数合計が最大1000人となる。
なお、ブレイクアウトルームを事前割り当てする際も同様に制限が緩和された。この制限緩和は以前から用意されていたが、設定で有効化する必要があった。
さらに、ホストは投票機能を使って、投票の結果に基づいてブレイクアウトルームに参加者を割り振ることも可能になっている。
ミーティング内チャットのUI変更
また、ミーティング内のチャットが、ほとんどのアカウントでチームチャットと同様の新しいUIになった。
新しいチャット画面では、チームチャットと同じように返信のスレッド化、絵文字、テキストの書式設定、メッセージの引用、スクリーンショットの撮影と送信、インライン画像プレビューなどの機能が追加された。
これらの新しい機能を利用するには、お互いのクライアントバージョンがv5.13.0以降の必要がある。
そのほかにも、字幕のオンオフを自分でできるようになったり、カメラを無効化した際にアバターを表示できるようになったり、待機室に画像(1MB以下のPNG、JPG、GIF)を表示できるようになったりなど、さまざまな機能強化と不具合の改善が行われている。
なお、Chrome OS版は2022年4月を最後にアップデートが実施されていない。