ファーウェイ通信 第186回
今年もファーウェイからの新製品に期待できそう!
「革新的でプラスアルファの価値を持つ製品を2023年も日本でリリースしたい」ファーウェイトップインタビュー
2023年01月23日 11時00分更新
毎回ファーウェイのさまざまなジャンルの製品をレビューする「ファーウェイ通信」。今回は2023年最初の記事ということでインタビューをお届け。日本におけるコンシューマー事業トップである、ファーウェイデバイス日本・韓国リージョン プレジデントの楊 涛(ヤン・タオ)氏に日本市場でのファーウェイの動向、ファーウェイ製品の強み、2023年のビジョンなどについて聞いた。
ウェアラブル、オーディオで特に魅力的な製品が続いた2022年
スピーカー内蔵アイウェアは想定外の利用シーンで人気に
――2023年最初のファーウェイ通信ということもあり、まずは2022年を振り返っていただけますか。ファーウェイにとって、昨年はどんな1年でしたか?
2022年には、競争力のある製品を複数リリースできて、日本の皆さんにファーウェイ製品を好きになっていただけたと思います。
特に成長したのはウェアラブルのカテゴリーです。ファーウェイでは“フルラインアップを揃える”ということを意識して、さまざまなモデルを投入してきました。
具体的には、初めてウェアラブル端末に触れる人にも手に取りやすい「HUAWEI Band 7」、よりライフスタイルに溶け込むモデルという位置づけの「HUAWEI WATCH FIT 2」、ビジネスパーソン向けのフラグシップモデル「HUAWEI WATCH GT 3 Pro」、ビジネスカジュアルに適した「HUAWEI WATCH GT 3 SE」といった製品です。
――オーディオ製品はいかがでしょうか? 2022年も魅力的な製品のリリースが続いた印象があります。
オーディオ製品については、実は戦略を見直してきました。多くの製品を次々にリリースするのではなく、革新的で消費者の皆さんに価値を見出していただけるような製品を発売する方針に切り替えたのです。
2022年に発売した中では、そのような製品は2つあります。
1つは「HUAWEI Eyewear」です。スピーカー内蔵アイウェアの2代目となるモデルですが、当初、我々は屋外での着用がメインの利用シーンになるのではないかと思っていました。ところが、フタを開けてみると、このHUAWEI Eyewearを仕事で利用している人が多いということがわかったのです。
これはテレワークが社会に定着したことの影響だと考えています。テレワークではオンライン会議が当たり前になっていますが、人によっては3~4時間連続で参加することもあります。イヤホンではどうしても耳への負担がありますが、HUAWEI Eyewearであればその心配がありません。PCとスマホなど2台のデバイスと同時に接続することができる利便性を備えていることも、みなさんに支持された理由となっていると思います。
もう1つは、完全ワイヤレスイヤホンのハイエンドモデル「HUAWEI FreeBuds Pro 2」です。平面振動板ドライバーの採用、アクティブノイズキャンセリング機能の仕上がり、ハイエンドオーディオブランド「Devialet(デビアレ)」によるサウンドチューニングなど、注目要素が数多く詰まった製品です。
この製品は、オーディオ分野の専門家の方々に実際に使用していただいて、ハイクオリティーな音質などについて高い評価をいただくことができました。非常に競争力が高く革新的な製品になったことで、専門メディアでも高評価を受け、消費者のみなさんからの評判も上々です。
――タブレットとPCについてはいかがでしょうか?
こちらについても、オーディオ製品と同様の戦略をとっています。ご存じのように、日本のPC市場は競争が非常に激しく、通常の特長に加えて“プラスアルファの要素”がある製品だけをリリースする方針にしています。
タブレットでは、電子ペーパーのE Inkをディスプレーに採用した「HUAWEI MatePad Paper」がそれに当たります。一般的な液晶/有機ELディスプレーを採用したタブレットにはない特長として、本物の紙とペンのような使い心地と非常に長いバッテリー持続時間を実現していて、とても競争力のある製品に仕上がっています。PDFの資料をチェックしたり、メモをとったりといったビジネス用途では特に活躍する製品です。
ノートPCでは、16型という大画面でありながら持ち運びもしやすい「HUAWEI MateBook D 16」ですね。PCとしての基本性能が充実しているのはもちろん、オンライン会議中に被写体が動いてもセンターに自動配置してくれたり、周囲のノイズを遮断して自分の声を際立たせてくれるなど、AIを活用したカメラやサウンドの機能を搭載していて、テレワークでの利用をより強く意識した製品になっています。

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