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【比較レビュー】どっちを選ぶ? ロジクール「アップル製品向け」ワイヤレスマウス2機種登場

2022年11月23日 12時00分更新

文● 井上 晃 編集●飯島恵里子/ASCII

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マウスの横に10cm程度離して、スマートフォンの音量測定用のアプリを起動しておき、計測クリック音を測定してみたところ、弱めのクリックで40db前後、強めのクリックで50db程度でした。参考までに、環境音のノイズだけで約30db、全力で指パッチンした音が約60db、軽めに手を叩いた音が約70db

クリック音が従来比90%低減
トラッキングの精度も最大8000dpiに

 MX MASTER 3S for Macは、静音性の高さが特徴であり、製品名に「S」の付かない従来モデル「MX MASTER 3 for Mac」と比べて、クリック音が90%低減されているといいます。また、トラッキングの精度も従来の4000dpiから最大8000dpiに向上しました。

 センサーにはロジクール製品のフラグシップマウスではおなじみの「Darkfieldテクノロジー」が採用されています。ガラスが拡散した光を検出して動きをトラッキング可能。要するにこのマウスはガラス天板の机でも使えるわけです。こうした特徴は従来通り。

同製品の裏面。上から順に電源スイッチ、センサー、接続端末を切り替えるEasy-Switchボタン

 ボタン構成に関しては、チルト機能含む7ボタンを実装。スクロールホイールには従来通り「MagSpeed Smartshift」が採用されています。このホイールはゆっくり回せばカチカチとフィードバックを伴いながら精密な操作が行えますが、勢いよく回せば秒間1000行という高速スクロールも可能です。

スクロールホイールの表面には溝が掘られています

親指で操作する横方向のホイールも便利です

 通信仕様としては、Bluetooth Low Energyに対応。最大3台のデバイスとの接続を切り替えられるEasy-Switchボタンも備えます。なお、先述の通り、USBレシーバーが同梱されていないので、もし利用したい場合には、別売の「Logi Boltレシーバー」が必要となります。なお、旧規格である「Unifying」を採用するレシーバーは使えません。

先端にUSB Type-Cポートがあります

付属の有線ケーブルで充電します

 MX MASTER 3S for Macは、充電式の内蔵バッテリで駆動し、最大70日間動作します。充電はUSB Type-Cポートで行う仕組み。なお、1分間の充電で30分間の動作が可能です。

 ちなみに、プラスチック部分には、認定済みの再生プラスチックが(スペースグレーで27%、ペイルグレーで22%)使用されています。パッケージにもFSC認証の材料が採用されているなど、環境面への配慮も抜かりありません。

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