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Core i7-12700HとRTX 3060 Laptopの「LEVEL-17FX162-i7-RASX」をチェック

ノートPCで充実ゲームプレイならコレ! 17.3型144Hzを存分に使える性能

2022年11月30日 11時00分更新

文● 勝田有一朗 編集●八尋/ASCII

提供: ユニットコム

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軽~中量級の対戦ゲームが超快適に動作!
144Hzの高リフレッシュレートを活かして存分に楽しめる

 ここからは、実際のゲームプレイからフレームレートを計測し、LEVEL-17FX162-i7-RASXのパフォーマンスを検証していこう。

 LEVEL-17FX162-i7-RASXは高リフレッシュレートのディスプレーを標準搭載するゲーミングパソコンなので、ここはやはりフレームレートが勝敗を左右するともいわれるネット対戦系ゲームを中心にパフォーマンスを探りたいところ。そこで今回は人気の基本プレイ無料ゲームをメインに検証を行なった。

 とはいえその前に、まず最初に定番ゲーム系ベンチマーク「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」の計測結果から見ていこう。

 画質設定はプリセットから「最高品質」を選択し、画面解像度は1920×1080ドット(フルHD)のみ。その代わりLEVEL-17FX162-i7-RASXの動作モードをパフォーマンスモードと静音モードで切り替え、それぞれで計測を行なった。

「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」の計測結果

「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」計測時のフレームレート

 パフォーマンスモードの結果はスコアが17362で「非常に快適」の評価が得られた。フレームレートも平均120fps以上出ており、高リフレッシュレートのディスプレーを存分に活かしながらゲームを楽しめそうだ。

 一方の静音モードの結果はスコアが12066で「とても快適」の結果に。スコアは下がってはいるものの、「とても快適」の評価が得られるのには少々驚いた。フレームレートも平均60fpsを大きく超えているので十分スムーズに遊べると考えられる。それでいて冷却ファンの音はとても静かなので、FFXIVのようなMMORPGは、静音モードのほうが適しているのかもしれない。

 続いて、実ゲームを用いたフレームレート検証を見ていこう。実ゲームのフレームレート計測には「CapFrameX」というアプリを使用。計測は平均フレームレートのほかに、データ全体を100分割して最小値から1%の数値「min(1%)」を割り出し、これを最小フレームレートの代わりに記載している。

 まずは人気のバトロワ型FPSゲーム「Apex Legends」から。解像度はフルHD固定とし、グラフィックス設定はアンチエイリアス「TSAA」の状態をベースにして、そのほかすべてのオプションを最高にした「最高設定」と、テクスチャストリーミング「高(4GB)」、テクスチャフィルタ「異方性x4」、モデルディテール「高」にして、残りのオプションは全て「低」または「無効」とした「競技設定」の2パターンの画質設定を用意した。

「Apex Legends」の結果

 最高設定では平均フレームレートが100fpsに届かず、144Hzのディスプレーには少々物足りない結果となった。一方の競技設定は平均フレームレートが200fpsを超え、min(1%)も144Hzに迫る勢いだ。LEVEL-17FX162-i7-RASXでApex Legendsをプレイするときは、軽めの競技設定がオススメだ。

 続いて、こちらも長年人気のバトロワ型TPSゲーム「フォートナイト」でのゲーム中のフレームレートを計測。グラフィックスの設定は描画APIに「DirectX 12 API」を選択し、アンチエイリアスにはDLSSの「品質」を設定した状態をベースとした。この状態からクオリティプリセットより「最高」を選択した「最高設定」と、クオリティプリセット「低」をベースに描画距離のみ「最高」に変更した「競技設定」の2パターンの画質設定においてフルHDでのフレームレート計測を行なうこととした。

「フォートナイト」の結果

 こちらもフレームレートの計測にはCapFrameXを用い、ゲームのリプレイを再生した際のフレームレートを計測している。

 最高設定で平均フレームレートは120fps、min(1%)も60fpsを超えているので、高リフレッシュレートディスプレーを活かしたスムーズな動きが期待できる。競技設定にするとさらにフレームレートが伸びて、min(1%)も144Hzに近付く。通常は競技設定がオススメだが、グラフィックスを楽しみたくて最高設定にしたとしても十分スムーズに遊べるポテンシャルを持っている。

 次は、基本プレイ無料の人気タクティカル系FPSゲーム「VALORANT」のパフォーマンスを検証する。グラフィックス設定は、フレームレート上限解除とV-Sync無効以外、すべてのオプションを「高」または「オン」にした「最高設定」と、アンチエイリアス「MSAAx4」、異方性フィルタリング「x4」以外はすべて「低」または「オフ」にした「低設定」を用意した。解像度はフルHDのみとしている。

 射撃場を1周した後、BOTに対してライフルを4マグ分乱射するという一連の動作でのフレームレート計測を行なった。

「VALORANT」の結果

 人気シューターの中でもとくに軽量なゲームとして知られているVALORANT。ここの計測結果でも最高設定で平均フレームレートが300fpsをオーバーし、min(1%)も144Hzを大きく超える結果となった。ノートパソコンであることを考慮すると、ここまで過剰にブン回すのも気が引けるので、ディスプレーのリフレッシュレートに合わせたフレームレート制限をかけるのもいいかもしれない。それくらい余裕で動かせるパフォーマンスは持っている。

 最後の基本プレイ無料タイトルは、2022年10月にリリースされたばかりの「オーバーウォッチ2」を用いた。グラフィックス設定はレンダースケール「100%」、高品質アップスケール「デフォルト」の状態をベースとし、グラフィック品質「エピック」と「Normal」の2パターンを用意した。解像度はフルHD解像度のみ。リプレイ保存されたゲームを再生した際のフレームレートを計測している。

「オーバーウォッチ2」の結果

 エピックでも平均フレームレートは100fpsを超えるが、動きが激しいオーバーウォッチ2ではディスプレーのリフレッシュレート以上のフレームレートが出てほしいところ。そう考えるとNormalあたりが丁度良いところだと思われる。

 最後に重量級AAAタイトルの代表として、「サイバーパンク 2077」のゲーム内ベンチマークを実行した。解像度はフルHD固定で、クイックプリセットから「ウルトラ」「レイトレーシング:ウルトラ」「レイトレーシング:低」を選択してそれぞれベンチマークを実行している。

「サイバーパンク 2077」ゲーム内ベンチマークの結果

 まず、レイトレーシング:ウルトラに関してはさすがにターゲット外となり、ゲームプレイは少し厳しいと感じるフレームレートしか出なかった。

 一方でレイトレーシングを使用しないウルトラと、低品質レイトレーシングを用いたレイトレーシング:低は、平均フレームレートが60fpsを超えていてスムーズなプレイが期待できる。低品質とはいえレイトレーシング付きでもプレイに支障のないレベルのフレームレートが出ているのには少し驚き、LEVEL-17FX162-i7-RASXの底力を感じた。

今流行りの基本プレイ無料タイトルを大画面かつノートで
快適に遊びたい人にオススメ!

 以上のように、LEVEL-17FX162-i7-RASXは今流行りのFPS/TPSゲームを高フレームレートで快適に楽しめるパフォーマンスを持つことが確認できた。それだけでなく重量級AAAタイトルも問題なく遊べる地力もあり、幅広くゲームを楽しめるだろう。

 17.3型ディスプレーは持ち運びにはあまり適さないが、プレイ中の感覚はデスクトップPCと変わらないくらいの迫力がある。また、本筋からは少し外れるが、LEVEL-17FX162-i7-RASXは静音モードがとても優秀に思う。冷却ファンの音を大幅に落としつつもそれなりのゲーム性能を残しているので、色々と使い勝手がよさそうなのだ。

 この冬、流行りのゲームをしっかりとプレイできるゲーミングノートパソコンを探しているなら、LEVEL-17FX162-i7-RASXはオススメできる1台だ。

(提供:ユニットコム)

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