9万9800円からでRyzen 5 5600Gを採用
10万円以下で幅100mmのスリムPC、仕事でしっかり使える性能
マウスコンピューターが販売する「mouse SL6」は、幅100mmとスリムなのが特徴の省スペースパソコンだ。前回は、そのスリムな筐体を活かして、会社の狭いフリーアドレスでも使えるかを検証。スリムな筐体により、設置できる場所やスペースの自由度が高いということを紹介した。
では、mouse SL6でしっかり仕事を中心に運用することができるのか、その性能が気になるところ。そこで今回は、mouse SL6の性能をチェックしていこう。
仕事に加え軽い写真編集といった作業もこなせる性能
mouse SL6の主なスペックは、Ryzen 5 5600G、AMD Radeon グラフィックス、8GBメモリー、256GB SSDという構成だ。この構成で、価格は9万9800円からとなっている。スペック詳細はコチラを参照してほしい。
まずはパソコンの総合性能をチェックできる「PCMark 10」は、総合スコアが5894とそこそこいい結果に。詳細を見ていくと、アプリ起動速度、ビデオ会議、Webブラウジングの性能を測る「Essentials」が10274と1万を超えるスコアを記録。
表計算や文書作成のオフィスアプリ性能を測る「Productivity」も9821と、1万弱と悪くない結果となっている。一方、写真編集や動画編集、3DCG製作などのクリエイティブ性能を測る「Digital Content Creation(DCC)」は5508と、ほかのスコアと比べるとやや低めになってしまう。ただし、これは別途GPUを搭載しておらず、CPU内蔵GPUを採用していることを考えれば、致し方ないことだろう。その代わり、普段作業に置いてグラフィックス性能がネックになると思う作業もほぼない。
CPUの性能を計測できる「CINEBENC R23」では、マルチコアが10846pts、シングルコアが1145ptsと、こちらもスタンダードなマシンとしては高めのスコアがでている。これくらいのスコアがあれば、普段作業に加え、軽めの写真編集といった作業もしっかりこなせるだろう。
グラフィックス性能をチェックできる「3DMark」では、Fire Strikeが2177、Night Raidが8871という結果に。さすがにゲームをしっかりプレイするというのは厳しいが、ブラウザーゲームを仕事の間に楽しむていどであれば、問題ない。
最後に、ストレージの速度がチェックできる「CrystalDiskMark」を計測。結果は、シーケンシャルリードで3119.33/秒だった。アプリやOSの起動は速く、よほど大容量でない限りはデータ転送でもストレスに感じることは少ないだろう。
ただし、ストレージ容量は256GBとやや少なめ。もう少し容量がほしいという人は、BTOカスタマイズで512GB/1TB/2TBが選択できるので、用途や予算に合わせて強化するといいだろう。
普段使いで狭いパソコンデスクに設置するデスクトップを探しているならイチオシ!
mouse SL6は、普段使いにおいてしっかりとした性能を実現してくれる。幅100mmとスリムな筐体で、狭いパソコンデスクにも設置しやすいだけあって、オフィスはもちろん自宅で作業する環境を整える際にも、柔軟に場所を選べる。省スペースでかつそこそこ拡張性も備えているデスクトップがほしいという人は、mouse SL6をチェックしてみてほしい。