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iPhone 14徹底大特集 Plus復活にカメラ超強化のProも大注目! 第7回

小型ノッチ、4800万画素カメラ、大きく進化した「iPhone 14 Pro/Pro Max」発表

2022年09月08日 07時40分更新

文● ASCII

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 アップルは、iPhone 14シリーズの上位モデル「iPhone 14 Pro」「iPhone 14 Pro Max」を発表した。予約受付は9月9日開始、発売は9月16日を予定している。

画面上部はノッチから「Dynamic Island」に
カメラはさらにセンサー大型化&4800万画素へと進化

 iPhone 14 Proにおける最大の変更点は、一目でわかるノッチ部分の小型化。Face IDにも用いるTrueDepthカメラが搭載されている関係上、Androidスマホのようなパンチホールほどは小さくないが、面積がかなり抑えられた。

 また、「Dynamic Island」と名付けられたこの部分は、操作や演出上の工夫もなされている。下の画面にもあるようにカメラ領域の左右に情報を表示したり、この部分が滑らかに拡大するようにアラートや通知を出すなどして、操作の起点になっており、“画面内の無駄な部分”というイメージが薄れている。

 もう1つの進化点がカメラ。標準+超広角+望遠の3眼構成は変わらないが、メインカメラはiPhoneでは初の4800万画素へと大きく進化。またセンサーサイズも拡大している。このメインカメラは普段は4つの画素を1つとして扱い、1画素あたりの受光量を拡大。暗所で強味を発揮する。一方で、2倍望遠時は4800万画素の中央部を用いることで、デジタルズームではない撮影が可能。また、ProRAW撮影時は4800万画素のデータをそのまま保存。プロユーザー向けのワークフローで活用できる。

 そのほか、超広角カメラもセンサーサイズを大型化。また、マクロ撮影機能も強化した。インカメラのTrueDepthカメラはレンズのF値が従来の2.2から1.9になり、明るさが足りない場所でもピントが合わせやすくなったとしている。また、新しいアクションモードでは、第2世代のセンサーシフト光学式手ぶれ補正との組み合わせで、動きながら動画撮影をしている場合でも、ジンバル装着時のような滑らかなビデオが撮影できるとする。

 メインチップは、通常モデルのiPhone 14とは異なり、新チップ「A16 Bionic」を搭載する。2つの高性能コア+4つの高効率コアの6コアCPUは数的にはA15と同じだが、処理性能はアップ。ライバルのハイエンドチップより、最大40%高速とアピール。5コアGPUもメモリー帯域の拡大で強化されている。

 ディスプレーも進化したポイントの1つ。リフレッシュレート120Hz対応のProMotionでは1~120Hzの範囲での可変によって、省電力性能を高めている。また、iPhoneでは初の常時表示ディスプレイにも対応。iOS 16の新機能である、ロック画面のカスタマイズやウィジェットにより、常に情報を確認できる。

 そのほか、衝撃検知や衛星経由のSOS機能はiPhone 14と同じ。これらについては、iPhone 14の記事を参照してほしい(「マイナーチェンジの無印iPhone 14 大型モデルのPlusが久々登場」)。ネットワーク面では、国内では引き続き5Gはサブ6のみのサポート。また、米国モデルではSIMスロットが無くなり、eSIMのみとなるが、国内モデルではnanoSIM+eSIMまたはeSIM×2で利用できる。

 ストレージ容量は128/256/512GB、1TBの4モデル。デザイン面でもiPhone 13 Proと同様にステンレススチールと背面にマットガラスが採用されている。カラバリはスペースブラック、シルバー、ゴールドに、新色のディープパープルに注目が集まりそうだ。

 

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