本番組では、マウスコンピューターG-TuneブランドのFFXIV推奨PCを使用
BSよしもと「ファイナルファンタジーXIV パーティメンバー募集中!」を手がけた山本清史氏にインタビュー、制作秘話やG-Tuneを採用した経緯などを伺った
ゲーム内撮影とキャスティングのこだわりとは
――番組内の1コーナーとして、小杉さんと板倉さんとゆいPさんの3人のキャラクターを使ったドラマパートがありましたね。どのように演出されたのかすごく気になっています。
山本氏:ドラマパートは、"マクロ"を使って3人のキャラクターを操作し、スタッフ役のキャラクターがカメラマンとして撮影するといった感じです。3人+1人のキャラクターを僕ひとりで動かすため、4台のPC(デスクトップ3台、ノート1台)を同時稼働しています。ドラマや映画の光のお父さんもそうですが、今回もかなりチャレンジングな企画になっています。
――実際にやってみていかがですか?
山本氏:マクロを組むのが大変でしたね。特に大変だったのは、フリートークとキャラクターの口の動きを合わせる部分です。チャット欄に打ち込める文字数は決まっていて、1文字から13文字までだと1秒、14文字から33文字だと3秒、34文字以上だと5秒といった具合です。キャラクターの口が動くタイミングをしっかり見極めつつ、「/wait」のコマンドで間を調整して表情やエモートのマクロを打ち込んでいきました。マクロでもこれだけの演出ができることを、視聴している皆さんにお見せしたいなと思っています。
――ブラックマヨネーズの小杉竜一さん、インパルスの板倉俊之さん、おかずクラブのゆいPさんをキャスティングした理由とは?
山本氏:小杉さんにお願いした一番の理由は、ゲームをやっているイメージがないことです。そんな小杉さんがゲームを遊んだり、仲間との絆を深めたりすることで、共感性のあるリアルなドキュメンタリーになるのではないかと思ったんです。ゲームをあまりやってこなかった世代で、かつどんな局面でも話が回せる方ということで、小杉さんをキャスティングしました。
しかし、ゲームに不慣れな小杉さんだけで番組を回すとなると、小杉さんにとっても視聴者にとっても不自然な進行になってしまいそうだなと。ゲームをしながらトークをするのはなかなか大変なので、ゲームの状況を的確にコメントしてくれたり、ボケができたりするオールマイティーな人が必要になりました。そこで色々とリサーチした結果、板倉さんとゆいPさんをキャスティングしました。
ゲームをやっていない小杉さん、ゲームはやっているけれどFFXIV初心者の板倉さん、FFXIVのガチユーザーであるゆいPさん。このようにゲーム経歴のレイヤーがしっかり分かれているので、ゲーム初心者、FFXIV初心者、FFXIV経験者は共感できるうえに楽しめるのではないかと思っています。