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静止画ベースの画像編集や、軽めの動画編集に打ってつけの1台!

モバイル向けRTX 3050搭載、基本性能・クリエイティブ性能ともに抜群な18万円台クリエイターノート「DAIV 5P」

文●周防克弥 編集●市川/ASCII

提供: マウスコンピューター

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スムーズな書き出し時間を実現!
定番クリエイティブソフトを使ってみた

 ここからは定番のクリエイティブソフトを使って、実際にパフォーマンスを計測してみよう。

 最初にチェックしたのは、画像レタッチソフトの定番であるAdobe Photoshop。2400万画素のデジカメで撮影したデータを「Adobe Photoshop Lightroom Classic」で現像し、PSD(16bit)形式で出力したファイルを開いて色々な処理をしてみた。

GeForce RTX 3050の使用率が高く、ディスクリートGPUへ負荷が分散されているのが確認できる

ニューラルフィルターの反応は速く、プレビューの待ち時間は多少かかるが実用的な速度だ

 Photoshopでの動作は快適の一言だ。プレビューの反映速度は速く、待ち時間を感じる間もないので作業性はとても高い。高色域パネルとの組み合わせは色や明るさの判断が素早くできるので、場所を問わずに作業できるのはとても便利だ。

 Lightroom Classicはデジカメユーザーならほぼ必須といえる定番の現像ソフトだ。2400万画素のデジカメで撮影した500枚のRAWデータからPSD(16bit)形式に書き出すのにかかった時間を計測した。結果、書き出しにかかった時間は約6分20秒とかなり良い結果が出た。

CPUはほぼ100%使い切っていて、クロック数も4.0GHz付近まで上がっているのがわかる

色の調整はCPU負荷が上がっている。それでもCPUパワーの半分も使ってないので、余裕で処理ができている

変形処理ではCPUへの負荷が50%程度まで上がっているが、プレビュー表示はスムーズだ

 現像処理時間は、デスクトップPC並の速度で書き出しができており、実用性としては十分といえるだろう。むしろsRGB比100%のディスプレーを持ち出した状態でどこでも使えるというのは、運用するうえで大きなアドバンテージといえるだろう。

 書き出し時間だけでなく補正処理も行なってみたが、プレビュー表示は速く瞬時に切り替わるので、作業そのものはとてもスムーズにできた。

 Premiere Proは、いまや動画編集の定番になりつつあるソフトだ。動画投稿が一般化しつつある現在は使用者も多いだろう。

 4Kで撮影した約30秒のカットを複数つないで約10分の動画を作成し、Premiere ProにプリセットされているYouTube 4K用の設定で書き出しを行なった。今回の検証では、書き出しが完了するまでの時間を計測してみた。なお、書き出しテストの動画には、エフェクトなどは一切加えずにつないだそのままの状態で書き出している。

CPU負荷は40%程度で、GeForce RTX 3050は100%近くまで負荷がかかっていた。ハードウェアエンコードが効果的に動作しているのがわかる

 10分の4K書き出しにかかった時間は約2分30秒と早く、単純にCPUとGPUの処理性能が高いのがわかる。参考までに第10世代のハイエンドCPUである「Core i7-10700」と、NVIDIAの「GeForce RTX 2080 SUPER」を組み合わせたノートPCでは、同じような条件の書き出しは約3分半だったので、Core i7-11800H&GeForce RTX 3050の組み合わせは十分すぎるほど早いことがわかる。ゲーム界隈ではエントリーモデルのGeForce RTX 3050だが、クリエイティブ分野ではコストパフォーマンスの良い高性能GPUといえるだろう。

カット間にワイプを挿入してプレビュー再生をしてみたが、再生中は主にGPUに負荷がかかっていて、動作はとてもスムーズだ

トーンカーブを使って補正してみたところ、GPU負荷は100%近くまで上がっているのがわかる

 書き出し時間だけでなく、補正やエフェクトの作業もチェックしてみた。カット間のワイプ挿入は軽く、プレビュー再生でもコマ落ちがほぼなくスムーズな再生ができる。また、トーンカーブの補正は主にGeForce RTX 3050への負荷が高く、補正作業でのプレビュー作成時にもGPUのハードウェアアクセラレーションが良い具合に機能しているのが確認できる。

 GPU負荷は高いものの、動作はスムーズなので作業への影響はほぼ感じない。なお、トーンカーブでなく通常の明るさ修正ならここまでGPU負荷はかからないので、状況に応じて使い分けるといいだろう。

静止画ベースの画像編集や軽めの動画編集に最適なモデル

 ベンチマークテスト、ならびに実際のクリエイティブソフトを使ったテストを実施してみたところ、DAIV 5Pの基本性能は高めだ。

 もちろんもっと複雑な作業や3Dベースの制作では、より高性能なパーツの組み合わせのほうが快適にはなると思われる。しかし、静止画メインの作業や軽めの動画編集ならDAIV 5Pでも十分といえる。ひと世代前のハイエンドCPUとエントリークラスのGPUの組み合わせは高性能を堪能でき、かつ高いコストパフォーマンスを持ったノートPCになっていると思う。

 DAIV 5Pは、静止画ベースの画像編集や軽い動画編集が中心の作業なら、メインPCとして十分に活用できるだろう。またこれからクリエイティブ制作を始めようと思うなら、まずはDAIV 5Pを選ぶのも良い選択と思える。

(提供:マウスコンピューター)

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