静止画ベースの画像編集や、軽めの動画編集に打ってつけの1台!
モバイル向けRTX 3050搭載、基本性能・クリエイティブ性能ともに抜群な18万円台クリエイターノート「DAIV 5P」
モバイル向けの第11世代Core&RTX 3050搭載!
では実際のパフォーマンスをチェックしてみよう。おさらいしておくと、DAIV 5Pに搭載されているCPUはCore i7-11800Hで、定格クロックは2.3GHz、ターボブースト時には最大で4.6GHzまでで、8コア/16スレッドで動作する。
GPUはモバイル向けのGeForce RTX 3050 Laptop GPUで、4GBの専用メモリーを搭載している。ゲーム界隈ではエントリークラスのGPUだが、そもそもゲーム用のGPUは高い基本性能が求められるので、4K出力や3Dで高精細なグラフィックを求めるのでなければ十分すぎる性能を持っている。
試用機には16GBメモリー(8GB×2、デュアルチャネル)、512GBのSSDが搭載されている。なお、メモリーはBTOメニューで最大64GBまで増やせる。また、ストレージはGen3からGen4に変更できるほか、M.2接続のSSDをセカンドストレージに追加することも可能だ。
標準状態の16GBでも、一般的なPC動作なら問題はないだろう。ただ、クリエイティブ用途のソフトではメモリー消費量が多くなるので、可能なら増やすことをオススメしたい。ノートPCなのでメモリースロットは2つしかなく、あとから増設するのは交換が難しいので、購入時に32GB構成にしておいたほうが無駄は少なくていいだろう。
16GB×2枚の32GB構成にする場合、BTOメニューで「+1万7490円」となるが、交換の手間を考えると初めから32GBにしておくのがオススメだ。ストレージの場合、動画編集がメインになるなら、素材を多く収納しておく場所がどうしてもほしくなる。可能であればストレージも大容量にしておきたいところだが、こちらは外付けストレージを用意するなりすればカバーできるので、まずはメモリーを優先したいところだ。
まずは、ベンチマークソフト「CINEBENCH R23」でCPUの性能を見ていこう。ここでは、デフォルトに設定されている10分の連続動作後のスコアを測定している。
結果はマルチで8967pts、シングルで1469ptsとなった。これは第10世代のモバイル用ハイエンドCPU「Core i9」に迫るスコアで、かなりいい結果になった。テスト時にCPUの温度を測れるフリーウェア「Core Temp」を使ってCPU温度もチェックしたが、発熱の心配はほぼないといえる。
続いては、PCのさまざまな作業をエミュレートして測定を行なう「PCMark 10」で測定してみた。パーツ単位での性能ではなく、PCとして総合的な性能の確認ができる。結果は総合スコア「5839」と高い結果が出ている。
各項目はいずれも高く、全体的に高い数値だ。GPU関連の項目が低めには見えるが、5000オーバー出ているのは十分に高いほうで、CPUがメインで動作していると思われる項目に関しては5桁に達しているのもある。
「3DMark」は、GPUの性能をゲーム的な視点から計測するソフトだ。このソフトに入っている「Timespy」で検証したところ、総合スコアは「5329」、GPUが「5056」、CPUが「7679」となっている。フルHD表示のゲームなら十分に楽しめる性能がある。