最大360mmサイズのラジエーター搭載可能、赤いライン採用のデザインもカッコいい
エアフローやメンテナンス性もバッチリ、ゲームプレイに隙のない構造の新PCケースを採用したLEVEL∞ミドルタワーPC
2022年04月15日 16時00分更新
プロゲーマーたちとコラボしたモデルから、パソコンを派手に彩るLEDイルミネーションを搭載したモデルなど、ユーザーの要望に応える数多くのモデルを用意しているユニットコムのゲーミングパソコンブランド「iiyama PC LEVEL∞」。すでに目移り必至なラインアップを用意しているが、最近、フロントの赤いラインと直線的なフラットなフォルムが特徴のミドルタワーゲーミングパソコン「R-Class」のケースが、新たに刷新された。
今回はR-Classの中から、価格が24万1980円からの「LEVEL-R769-LC127K-RBX」を紹介したい。第12世代インテルCoreプロセッサーで、12コア/20スレッドとなるCore i7-12700Kと、GPUにGeForce RTX 3060を搭載し、人気ゲームタイトルの高画質、高リフレッシュレート駆動プレイに留まらず、写真や動画の編集といったクリエイティブな作業もスムーズに行なえるスペックが備わっている。
今回はLEVEL-R769-LC127K-RBXの外観、内部構造から、日常、クリエイティブな用途の性能、人気ゲームタイトルを使ったゲーミングパフォーマンスまで、3回にわけてチェックしていこう。
試用機の主なスペック | |
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CPU | Core i7-12700K(12コア/20スレッド、最大5.0GHz) |
CPUクーラー | 360mm水冷クーラー |
グラフィックス | GeForce RTX 3060 12GB GDDR6 |
メモリー | 16GB(8GB×2、DDR4-3200) |
ストレージ | 1TB SSD(M.2接続、NVMe対応) |
チップセット | インテル Z690 チップセット |
内蔵ドライブ | ー |
通信規格 | 有線LAN(2.5GBASE-T) |
電源 | 700W 80PLUS BRONZE認証 ATX電源 |
サイズ | およそ幅220×奥行460×高さ465mm |
OS | Windows 11 Home(64bit) |
最新LEVEL∞ケースを眺める
まずは、刷新したミドルタワーケースを外観からじっくりと眺めていこう。おなじみの「LEVEL∞」ロゴが配されたフロントパネルは、高級感あるマット調になっている。正面からみると隠れる吸気口の赤いラインもカッコいい。また、フロントトップにはスリムタイプの光学式ドライブを追加可能になっているのもポイント。音楽CDのデジタル化といった作業を行ないたい人は、BTOカスタマイズで選択しよう。
フロントインターフェースは、トップのサイドに備えており、USB Type-A×2ポートとヘッドセット、マイク端子を装備している。けっして多くはないが、ゲームパッドやUSBメモリー、ヘッドセットといった、よく着脱機器を使用する際に困ることはないだろう。
R-Classのケースは、最大で6基のファンを搭載できるほか、現行の水冷クーラーで最強となる360mmサイズのラジエーターにも対応し、パフォーマンスの向上とともに発熱量が増加しているCPUや、ビデオカードに対応できる強力なエアフローを備えている。メンテナンス性もしっかりと考えられており、フロント吸気口のパネルは簡単に取り外せるうえ、各部には着脱式ダストフィルターを装備。季節の変わり目などに掃除機を使って、手軽にメンテナンスできる。
PCを彩る「RGB Buildモデル」も用意する
R-Classはサイド強化ガラスパネルに、LEDファンやLEDライトバーといったLEDイルミネーションを搭載した「RGB Buildモデル」も用意している。自作PCで人気がある、魅せるゲーミングパソコンを手軽にゲットすることができるので注目だ。
360mmラジエーターの水冷クーラーを搭載できる高冷却性能を装備!
続いて内部構造をチェックしていこう。試用機は、新ミドルタワーケースが搭載できる最大サイズの360mmサイズラジエーターが搭載されていた。標準構成では240mmサイズラジエーターになるが、内部構造は同じになっている。
ラジエーターはフロントに設置してあり、冷たい外気でラジエーター内を流れる冷却液をしっかりと冷却する仕組みになっている。ラジエーターをとおった温まった風はケース内に拡散するわけだが、リアとトップに装着されたファンで、すばやく排気されるので心配無用。試用機はラジエーター装備の3基の吸気ファンに加え、リアに1基、トップに2基と計3基の排気ファンを装備している。
NVIDIAのGeForce RTX 3060を採用したビデオカードを搭載するLEVEL-R769-LC127K-RBX。試用機では、マザーボードと同じMSI製のデュアルファンGPUクーラー採用ビデオカードが組み合わせられていた。なお、注文のタイミングでは構成メーカーは変わることがあるが、フルHDであればほとんどのタイトルが快適に遊べる性能を備えているのはうれしいポイントだ。
昨今の主流と同じくストレージベイは、マザーボード裏面に位置する裏面配線スペースに2.5インチベイ×2を装備するほか、ボトムの電源ユニットスペース部に、3.5インチベイ×2が用意されている。数TBオーバーの大容量HDDなど、ストレージの増設に困ることはないだろう。
デザインも内部構造も文句なしのR-Class
LEVEL∞の新世代ミドルタワーケースを採用するLEVEL-R769-LC127K-RBXのn外観と内部構造をチェックしてきたが、シンプルな直線的なデザインとシックなマットカラーに、赤いラインのアクセントが上手くまとまっているデザインに加え、最大360mmサイズのラジエーターによる高いCPU冷却性&最大6基の吸排気ファンによる高エアフロー。さらにメンテナンス性に優れたダストフィルターや、組み上げ後の見た目を気にしたケーブルの取り回しまで、マイナス要素が見当たらなかった。
R-Classの外観、内部構造に続いて、次回はLEVEL-R769-LC127K-RBXのパフォーマンスをチェックしていこう。