HubSpot Japanは3月28日、同社が提供するCRMプラットフォームエコシステムの一部である「アプリパートナープログラム」に対して投資を強化。日本企業が開発し、日本のユーザーからのニーズが高いアプリケーションとの公式連携を2023年末までに現在のおよそ3倍にあたる30に増やすと発表した。
この取り組みはHubSpot Japanの重点戦略のひとつである「日本におけるHubSpotエコシステムの強化」の具体的施策としている。アプリ連携とはデータを同期したり、機能を連動させたりしながら複数のアプリケーションを利用すること。総務省の調査では日本企業の6割以上がクラウドサービスを利用し、増加傾向にあるという。
HubSpotでは2015年以降、提供しているCRMプラットフォームと高品質な機能連携が可能な外部アプリケーションを審査し「アプリパートナー」として認定するプログラムを運営。公式連携アプリの検索ができるポータルサイト「HubSpot アプリマーケットプレイス」に登録された公式アプリは2022年1月にグローバルで1000件を超えたという。 さらに2020年以降は、クラウド名刺管理サービス「Sansan」やクラウド会計ソフト「freee」など日本企業においてHubSpot製品と合わせた利用ニーズが高いサービスとの連携開発を進めている。
公式連携を30までに増やすため、日本における公式アプリパートナーの数を増やし、パートナーによる連携開発を促進する戦略的アプリ連携を担当するチームを拡充。さらにHubSpotが持つiPaaS技術に基いて開発する「Operations Hub Data Sync」による連携アプリを増加。また、これまでアプリマーケットプレイスは単一言語での情報掲載を前提としていたが、日本のユーザーが海外のアプリとの連携を検討する場合は英語で詳細情報を把握できるようにサイトの仕様を刷新したという。