「インシデント損害額調査レポート」が高評価

キヤノンMJグループ社員が参加するワーキンググループが「JNSA賞」を受賞

文●ASCII

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キヤノンITソリューションズ社員がサブリーダーとして参加している「インシデント被害調査ワーキンググループ」が「JNSA賞」を受賞

 日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)が主催する「2021年度JNSA表彰」において、キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンITソリューションズ社員がサブリーダーとして参加している「インシデント被害調査ワーキンググループ」が、「JNSA賞」を受賞した。

 JNSAは、情報セキュリティー向上のための活動を通じて広く社会に貢献するなどした、個人、団体、JNSAワーキンググループ(WG)を、JNSA賞として表彰している。

 今回「2021年度JNSA表彰」において、キヤノンITS社員がサブリーダーとして参加する「インシデント被害調査WG」がJNSA賞を受賞した。本WGが2021年8月に公開した「インシデント損害額調査レポート」が、セキュリティー従事者などから多くの高評価を得ており、2021年度におけるJNSAの活動を代表する成果物の一つとなったとして選出された。

 キヤノンMJグループは、ITセキュリティーの分野において、セキュリティーベンダーとして専門組織「サイバーセキュリティラボ」を中核にマルウェア解析やサイバーセキュリティー関連技術の研究、調査とともに、団体活動への参加や、教育機関との共同研究や産学連携などさまざまな活動を展開している。これらの取り組みを通じて、業界全体の技術向上と自社のノウハウや技術力の向上をめざす。

 本レポートがJNSA賞を受賞した理由は以下の通り。
・インシデント発生時に被害者に発生しうる金銭的負担項目とその被害額を調査・算定してまとめたもので、国内諸団体・組織から公開されている調査研究成果と比較しても非常にユニークなものとなっている。
・本レポートは、公開直後から多数のフォロワーを有するセキュリティー従事者からSNSを通じて紹介され、多くの高評価・好評価を得ている。メディアにも多く取り上げられ、今年度のJNSAの活動を代表する成果物の一つとなった。
・JNSAの活動を世に周知する意味でも、大きな成果をもたらした。

 「インシデント損害額調査レポート 2021年版」では、経営者の中でも特に中小企業の経営者に向けて、インシデント発生時の具体的な対応やそのアウトソーシング先、対応などによって実際に生じるコスト(損害額・損失額)を、各事業者への調査により明らかにしている。これにより、事前対策・事後対応の両面において、セキュリティー対策の強化を促進することを目的としている。インシデント損害額調査レポート 2021年版はJNSA公式サイトからダウンロードできる。