前へ 1 2 3 4 次へ

Ryzen 7 5700X&GeForce RTX 3060 Ti搭載ゲーミングPCの実力は?話題、定番ゲームと録画配信でその実力をチェック

文●ASCII編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 最近はパソコン(PC)を購入する目的として、PCでのゲームプレイや、プレイ動画の録画、実況配信などを挙げる人が多くなった。理由は新型コロナウイルスによる外出自粛やeスポーツの盛り上がりなどさまざまだが、いざPCを購入しようとするとスペックをどう見ればよいのか、どのような製品がオススメなのか分からないことも。

 そこで今回は、20万円アンダーで高い性能を発揮するAMD Ryzenシリーズの8コア/16スレッドモデル「Ryzen 7 5700X」と、ビデオカード(グラフィックボード)にNVIDIA「GeForce RTX 3060 Ti」を搭載した「GALLERIA(ガレリア) XA7R-R36T 5700X搭載」(以下、XA7R-R36T )をオススメしたい。

「XA7R-R36T」は、PCゲームを快適に楽しめるサードウェーブのゲーミングブランド「GALLERIA」のRyzen搭載モデルになる

通販だけでなく、北は北海道札幌から、南は沖縄まで、日本全国に展開している「ドスパラ」。実機を見て、触って選べるので安心だ

 PCはいろいろなパーツで構成されているので、まずは今回オススメする「XA7R-R36T」がどのような位置づけのPCなのか分かるように、PCの処理能力を司るCPUと、快適なゲームプレイを実現するGPUの見方を簡単に解説していこう。

CPU型番の作り

 今回オススメする「XA7R-R36T」のCPUは、動画の加工や書き出しといった作業にも非常に優秀となるAMD Ryzenプロセッサーの8コア/16スレッドモデルとなる「Ryzen 7 5700X」を採用している。RyzenプロセッサーにはRyzen 9、Ryzen 7、Ryzen 5といった種類があり、「XA7R-R36T」が搭載するRyzen 7 5700Xのグレードは最上位ではないが、第4世代になる「5000」シリーズに属し、モデル名も同じグレードの「5800」に次ぐ、「5700」と性能が高く、そのうえ発熱量は低めの、扱い易く人気のCPUだ。

 CPU型番の末尾は“G”なら内蔵GPUを備えているなど特長が分かるようになっていて、「Ryzen 7 5700X」の“X”は高性能モデルを表している。内蔵GPUは備えていないが、自動でCPUの性能を向上させる「XFR」の上限性能が無印の製品よりも高いCPUになっている。

GPU型番の作り

 GPUを搭載したパーツで、ゲーミング性能に大きく影響を与えるビデオカード(グラフィックボード)に関しても同じだ。AMD製のRadeon、NVIDIA製のGeForceとメーカーによって多少型番の作りは異なるが、「Radeon」の現行世代は「Radeon RX 6×50」と「Radeon RX 6×00」があり、「6000」が世代で、その次の百と十の位でグレードを表す。

 そして末尾の「XT」がGPUの特長で、同じグレードでも、より上位に位置することを意味する。NVIDIA製も基本は同じで現行世代の「GeForce」は、「GeForce RTX 30×0」で「3000」が世代、十の位がグレードを表し、「Ti」が特長になっている。

 幅広いラインアップを用意するGALLERIAの中から、今回ピックアップしたゲーミングPC「XA7R-R36T」は、主流解像度となるフルHD(1920×1080ドット)での高リフレッシュレートゲーミングに加え、プレイの録画、配信に挑戦できるスペックになっている。

解像度の違い

 ゲームの快適度にも直結し、前述したCPUやGPUを選ぶ際の指標として気にしておきたいのは、解像度だ。解像度は、1インチサイズにどれだけのドット(PCはドット「点」を敷き詰めて文字や画像を表現している)が含まれているかを示している。

 表計算では解像度の設定により、表示されるセル数が増減する。また、高解像度になるほど、文字や画像が高密度で描かれ、輪郭が滑らかに表示されるため、写真の編集、動画の加工などといったアプリケーションを利用する際の操作性にも影響する。

 4K(3840×2160ドット)は非常に高精細でゲームを表示できるが、そのぶん要求されるPCの性能も大幅にアップし、快適なゲームプレイを可能にするには、どうしても高額になる。そして最も一般的なのが、フルHD(1920×1080ドット)解像度になる。

 ゲーム内キャラクターの輪郭がぼやけるなど、高解像度と比べると若干物足りなさを感じるが、求められるゲーミングPCのスペックは抑えられ、144Hz駆動などのゲーミング液晶ディスプレーのラインアップも豊富になっている。そして、この両解像度の中間に位置するのが、WQHD(2560×1440ドット)解像度になる。4K解像度よりも、低いスペックで、高精細表示でのゲームプレイを楽しめる。

リフレッシュレートとフレームレート

 液晶ディスプレー選びや、ゲーム表示の滑らかさを示すのがリフレッシュレート「Hz」とフレームレート「fps」になる。単位こそ異なるが、数値が大きいほど、映像表示はより滑らかになる。一般的なテレビや、ディスプレーでは60Hz(60fps)の表示になるが、120Hzや144Hzといったゲーミング向け液晶ディスプレーなら、倍以上の回数、枚数で表示され、キャラがヌルヌルと動くことになる。

GALLERIAのPCを購入する際、一緒に周辺機器も購入できる。ディスプレーはイラストにサイズとリフレッシュレートが数値で示されているので、分かりやすい。ディスプレーも新調したい、一緒に購入したい人にも安心だ

 144fpsなどの高いフレームレートを維持するのに求められるGPUの性能は、ゲームタイトルと画質設定で異なる。プレイしたいゲームタイトルと、144Hz駆動などのプレイスタイルを考えながら選びたい。

前へ 1 2 3 4 次へ