このページの本文へ

ASCII Power Review ― 第163回

「Surface Laptop Studio」実機レビュー = 新デザインの最上位モデルを実力チェック!-倶楽部情報局

2022年02月21日 18時00分更新

文● ASCII倶楽部編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 アスキーの会員サービスASCII倶楽部では、会員の方だけが読めるさまざまな連載や特集が毎日更新中。

 本日は、ASCII倶楽部の人気記事「「Surface Laptop Studio」実機レビュー = 新デザインの最上位モデルを実力チェック!」を紹介します。


 マイクロソフトは、ディスプレー中央に180度折り曲げ可能な「Dynamic Wovenヒンジ」を採用し、ノートPC、ビューワー、タブレットスタイルで利用できる2 in 1 PC「Surface Laptop Studio」を3月1日に発売する。

 ちょっとばかり年季の入ったPCユーザーなら、本製品を見てラバーヒンジにより同様の変形機構を先行して実現した「VAIO Z」のフリップモデルを思い出すだろう。

 しかし、Surface Laptop Studioはビューワースタイルを新たに追加。ノートPCがコンテンツビューワーとしての役割を増している現代において、着実に進化を遂げている。と言うわけで今回は、特に2 in 1 PCとしての使い勝手に注目してレビューをお届けしよう。

マイクロソフト「Surface Laptop Studio」一般向け:20万9880円(税込)、法人向け:18万8800円(税抜)

法人向けモデルは柔軟なラインナップ

 Surface Laptop Studioには下記の通り、一般向けが5モデル、法人向けが7モデルラインナップされている。

●一般向け(※OSはWindows11、価格は税込み)
・Core i5-11300H / iGPU / RAM16GB / SSD256GB / Officeあり(20万9880円)
・Core i5-11300H / iGPU / RAM16GB / SSD512GB / Officeあり(23万1880円)
・Core i7-11370H / RTX3050Ti / RAM16GB / SSD512GB / Officeあり(27万380円)
・Core i7-11370H / RTX3050Ti / RAM32GB / SSD1TB / Officeあり(34万1880円)
・Core i7-11370H / RTX3050Ti / RAM32GB / SSD2TB / Officeあり(39万280円)

●法人向け(※OSはWindows 10または同11、価格は税抜き)
・Core i5-11300H / iGPU / RAM16GB / SSD256GB / Officeなし(18万8800円)
・Core i5-11300H / iGPU / RAM16GB / SSD512GB / Officeなし(20万8800円)
・Core i7-11370H / RTX3050Ti / RAM16GB / SSD512GB / Officeなし(24万3800円)
・Core i7-11370H / RTX3050Ti / RAM32GB / SSD1TB / Officeなし(30万8800円)
・Core i7-11370H / RTX3050Ti / RAM32GB / SSD2TB / Officeなし(35万2800円)
・Core i7-11370H / RTX A2000 / RAM32GB / SSD1TB / Officeなし(37万3800円)
・Core i7-11370H / RTX A2000 / RAM32GB / SSD2TB / Officeなし(41万7800円)

 CPUは第11世代(Tiger Lake)の「Core i5-11300H」(4コア8スレッド、最大4.40GHz)か「Core i7-11370H」(4コア8スレッド、最大4.80GHz)のどちらか。  ディスクリートGPUは、なし、「NVIDIA GeForce RTX 3050 Ti Laptop GPU」、「NVIDIA RTX A2000 Laptop GPU」の3パターンになる。  メモリーは16GB、32GB(LPDDR4x)、ストレージは256GB、512GB、1TB、2TBを用意。法人向けモデルはOffice非搭載で、OSとディスクリートGPUを選択可能と、より柔軟なニーズに応えられるラインナップとなっている。

 これ以外のスペックは共通。ディスプレーは「PixelSense Flow」と名付けられた14.4インチ液晶(2400×1600ドット、201ppi、比率3:2、コントラスト比1500:1、Dolby Vision対応、リフレッシュレート最大120Hz、10点マルチタッチ対応、Microsoft Pen Protocol対応)。ディスプレー上部には、顔認証カメラ(IRカメラ)、1080p RGBカメラ、「Dual far-field スタジオ マイク」、環境光センサーを内蔵する。

 インターフェースは、Thunderbolt 4/USB4×2、Surface Connectポート×1、3.5mmヘッドフォンジャック×1を装備。ワイヤレス通信機能はWi-Fi 6(11ax)とBluetooth 5.1をサポートする。

 本体サイズは323.28×228.32×18.94mm、重量は最小1742.9g。公称58Wh / 最小56.3Whのバッテリーを内蔵しており、バッテリー駆動時間はCore i5モデルが最長19時間、Core i7モデルが最長18時間と謳われている。

 ちなみにVAIO Zのフリップモデルは、13.3型ディスプレーを搭載し、サイズは324.2×215.3×15.0~16.8mm、重量は約1.35kgだった。ディスプレーサイズが異なるので単純比較はできないが、軽さという点ではVAIO Zのフリップモデルに軍配が上がることになる。

本体天面。ボディーカラーはプラチナのみで、材質はマグネシウムとアルミ。中央にあるのが180度折り曲げ可能なケーブルを内蔵した「Dynamic Wovenヒンジ」だ

本体底面はフラット。安定感の高そうなバータイプのゴム足が前後に装着されている

「14.4インチPixelSense Flowディスプレイ」のスペックは、解像度2400×1600ドット(201ppi)、比率3:2、コントラスト比1500:1、Dolby Vision対応、リフレッシュレート最大120Hz、10点マルチタッチ対応、Microsoft Pen Protocol(MPP)対応

キーボードは83キー(電源ボタン含む)の日本語配列仕様

本体前面(上)と本体背面(下)

右側面(上)には3.5mmヘッドフォンジャック×1、Surface Connectポート×1、左側面(下)にはThunderbolt 4 / USB4×2を用意

パッケージには本体、ACアダプター、電源ケーブル、説明書類(クイックスタートガイド、安全と規制に関するガイド、保証書、PCリサイクルシール)が同梱

ACアダプターのコード長は実測146cm、電源ケーブルの長さは実測98cm

ACアダプターの仕様は、入力100-240V~1.5A、出力15V 6.33A 95W、5V 1.5A 7.5W

本体の実測重量は1818g

ACアダプターと電源ケーブルの合計重量は実測378.5g

どのスタイルでも底面接地で安定して利用できるカタチ

 Surface Laptop Studioとほかの2 in 1 PCを比較したときの最大の違いは、どのスタイルでも底面が接地すること。コンバーチブルタイプの2 in 1 PCはスタンドモードではキーボードが接地し、テントモードでは側面が接地する。コンバーチブルタイプおよびデタッチャブルタイプの2 in 1 PCはタブレットモードではキーボードが接地する。

 ディスプレーを動かすだけで「ラップトップモード」、「ステージモード」、「キャンバスモード」に変形でき、どのモードでも底面接地で安定利用できることが、Surface Laptop Studio最大のアドバンテージだ。

左上は「ラップトップモード」、右上は「ステージモード」、左下は「キャンバスモード」。目的に応じて3つのモードを使い分けられる

「ラップトップモード」の最大展開角度は実測140度

「ステージモード」の角度は実測122度

認証情報やシリアルナンバーはディスプレー裏のヒンジの上に記載されている

 キーボードのキーピッチは実測19mm前後、キーストロークは実測1.4~1.5mm。ほかのSurfaceシリーズと比べて打鍵感などに大きな違いはないが、密接しているキーはひとつもなく、配列も自然。フルスピードで入力できるキーボードだ。

キーピッチは実測19mm前後

キーストロークは実測1.4~1.5mm

キーボードバックライトは明るさを3段階で調整できる

 Surface Laptop Studio用デジタイザーペンとしては、触覚フィードバックに対応する「Surfaceスリムペン2」が推奨されているが、タッチパッドも触覚フィードバックを実現した「プレシジョンハプティックタッチパッド」が採用されている。

 これは振動によりクリック感を再現するタッチパッドで、ごく軽い圧力でクリック操作が可能。ストロークの長いダイビングボード構造のタッチパッドのように、指がずれて誤操作することはない。個人的にはすべてのノートPCで採用されてほしいと思うほど気に入っている。

タッチパッドは触覚フィードバックが与えられた「プレシジョンハプティックタッチパッド」を採用。クリック感は自然、かつ正確な操作が可能。サイズは実測120×80mm

パームレスト前面には「Surfaceスリムペン2」を磁力で装着し、充電できる


 続きは「「Surface Laptop Studio」実機レビュー = 新デザインの最上位モデルを実力チェック!」でお楽しみください。

 なお、こちらの記事の続きを読めるのはASCII倶楽部会員の方限定です。

 ASCII倶楽部には、今回紹介した記事だけでなく、PCやスマホ、カメラ、テレビ、オーディオなどの会員だけが読める連載が更新されております! さらに、週刊アスキー 電子版の最新号から過去4年ぶん以上のバックナンバーが読み放題となっております。

会員制読み放題サービス
ASCII倶楽部(アスキークラブ)

■利用料金
月額 税込1080円
※毎月1日~末日までの利用料金として

■支払方法等
●クレジットカード
* VISAカード/MasterCard/アメリカン・エキスプレスカード/JCBカード
●auかんたん決済
●ドコモケータイ払い
●Amazon アカウント
※auかんたん決済、ドコモケータイ払いを選択された方は、3日間無料キャンペーンをご利用いただけません。 ※ご利用になる決済機関によって決済時期及び決済方法が異なります。
それぞれの決済機関が定める利用規約等をご確認ください。

■提供時期
月額利用料金の支払い後、すぐに利用可能。

■推奨環境 <端末・ブラウザ>
【PC】
・OS
Windows 7 以上 , Mac OS X 10.10以上
・ブラウザ
(Windows)Internet Explorer 11※Edgeは除く , Google Chrome最新版 , Firefox最新版
(Mac)Safari最新版
【スマートフォン】
・OS
iOS 8 以上 , Android 4.x以上
・ブラウザ
(iOS)Safari
(Android)Google Chrome

URL ASCII倶楽部

カテゴリートップへ

週刊アスキー最新号

  • 週刊アスキー No.1519(2024年11月26日発行)

バックナンバー

  • 週刊アスキー No.1518(2024年11月19日発行)

  • 週刊アスキー No.1517(2024年11月12日発行)

  • 週刊アスキー No.1516(2024年11月5日発行)

  • 週刊アスキー No.1515(2024年10月29日発行)

  • 週刊アスキー No.1514(2024年10月22日発行)

注目ニュース

ASCII倶楽部の最新記事