ファーストアセントは1月26日、同社が開発した赤ちゃんの寝かしつけをサポートするスマートベッドライト「ainenne(あいねんね)」を用いた実証実験を小田原市にて行なうと発表した。
ainenneは、光の目覚ましで赤ちゃんの体内時計のリセットを促すほか、赤ちゃんの泣いている理由を泣き声で解析して正答率80%以上で赤ちゃんの泣いている理由を判別、「おなかが空いた」「眠い」「遊んでほしい」「不快」「怒っている」の5つに分類することができるという。このほか、「推奨起床時間の提示」「ホワイトノイズ再生」「ベッドライト(ブルーライトカット機能付き)」「睡眠記録機能(アプリによる見える化機能付き)」 といった機能を持つ。
少子化に伴う人口減少の解決や若い世代の活躍促進の双方の観点から育児と仕事の両立支援が求められ、テクノロジーを活用して育児支援を行なう製品やサービス「ベビーテック」が創出されはじめている。同社は、ベビーテックの導入検討を含め子育て支援に積極的に取り組む小田原市と連携して実証実験を行なうとしている。この実証実験はベビーテックの普及に向けた効果や課題の調査と、地域におけるステークホルダーとの連携の意義や役割を調査・検証を行なうことを目的として経済産業省が実施する。
実証実験では1月から子どもの睡眠をサポートするainenneを子育て家庭で使用してもらい、子育て負担の軽減効果を検証する。