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HUAWEI MatePad 11 実機レビュー その2

ファーウェイのハイエンドタブ「HUAWEI MatePad 11」のカメラは暗所にも強かった

2022年01月11日 10時00分更新

文● ジャイアン鈴木 編集● ASCII

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 ファーウェイ独自のOS「HarmonyOS 2」を搭載した約11型のタブレット「HUAWEI MatePad 11」は、13MPのリアカメラ(F1.8、オートフォーカス、リアLEDフラッシュ内蔵)、8MPのフロントカメラ(F2.0、固定焦点)を採用しています。ファーウェイ製デバイスと言えば、カメラ画質には定評がありますよね。というわけで今回はリアカメラでテスト撮影を実施してみました。

ファーウェイ・ジャパン「HUAWEI MatePad 11」実売価格5万円前後

リアカメラは13MP、F1.8で、オートフォーカス対応、リアLEDフラッシュ内蔵。ライカカメラではありません

 まず、室内と日中の屋外で撮影してみましたが、比較的忠実な色で描写されていると感じました。特に色を鮮やかに見せるための処理は行なわれていないようです。やや、ホワイトバランスと露出がずれていますが、撮影後に補正できるレベルです。

イメージ情報: 4160×3120ドット (Jpeg,YUV420,sRGB)、焦点距離: 3.64mm (35mm換算焦点距離: 4mm)、シャッタースピード: 0.020s (1/50)、F値: f/1.8、ISO感度: 818、露出モード: Program (auto)、測光方式: Average

イメージ情報: 4160×3120ドット (Jpeg,YUV420,sRGB)、焦点距離: 3.64mm (35mm換算焦点距離: 4mm)、シャッタースピード: 0.020s (1/50)、F値: f/1.8、ISO感度: 338、露出モード: Program (auto)、測光方式: Average

イメージ情報: 4160×3120ドット (Jpeg,YUV420,sRGB)、焦点距離: 3.64mm (35mm換算焦点距離: 4mm)、シャッタースピード: 0.000545s (1/1835)、F値: f/1.8、ISO感度: 100、露出モード: Program (auto)、測光方式: Average

 本製品に望遠カメラは搭載されていないため、10倍デジタルズームで撮影した写真は、大きく拡大するとどうしても塗り絵のように見えてしまいます。ただし、L版でプリントしたり、「HUAWEI MatePad 11」自体のディスプレーで鑑賞するなら十分実用レベルだと考えます。ましてやスマホで見るならまったく気にならないはずです。

イメージ情報: 4160×3120ドット (Jpeg,YUV420,sRGB)、焦点距離: 3.64mm (35mm換算焦点距離: 36mm)、シャッタースピード: 0.000311s (1/3218)、F値: f/1.8、ISO感度: 100、露出モード: Program (auto)、測光方式: Average

 いい意味で驚かされたのが暗所撮影性能。「夜景モード」は搭載されていないのですが、デフォルトのままでも比較的明るく、低ノイズで撮影できました。特に、クリスマスツリーのうしろの暗部もしっかり描写されている点は高く評価できます。ただし、暗所で撮影する際にはピントがずれやすい傾向にありました。画面をタップしてしっかりとピントを合わせる必要がある点にはご注意ください。

イメージ情報: 4160×3120ドット (Jpeg,YUV420,sRGB)、焦点距離: 3.64mm (35mm換算焦点距離: 4mm)、シャッタースピード: 0.030s (1/33)、F値: f/1.8、ISO感度: 1077、露出モード: Program (auto)、測光方式: Average

イメージ情報: 4160×3120ドット (Jpeg,YUV420,sRGB)、焦点距離: 3.64mm (35mm換算焦点距離: 4mm)、シャッタースピード: 0.020s (1/50)、F値: f/1.8、ISO感度: 497、露出モード: Program (auto)、測光方式: Average

 カメラのUI、設定は非常にシンプル。カメラモードで「その他」を選ぶと、ダウンロードアイコンが見つかりますが、それをタップしても追加可能なモードは現われません。SoCにSnapdragon 865を搭載している本製品は処理性能が高いので、ファーウェイスマホに搭載されているカメラモードを追加してほしいところです。

カメラのモードは「ビューティー」、「写真」、「ビデオ」、「その他」とシンプルな構成。「その他」のなかには「文書」、「パノラマ」、「コマ抜き」、「ステッカー」というモードが用意されています

カメラの設定項目は一画面に収まります

 タブレット端末と言うことで望遠や広角カメラは搭載されていないものの、やはりファーウェイ製だけに画質自体は満足いくクオリティーです。また、大画面での撮影はピントや色を確認しやすいですし、なによりも楽しいですよ。展示機などでぜひ大画面での撮影を試してみてください。次回は定番ベンチマークでパフォーマンスをチェックします。

ファーウェイ「HUAWEI MatePad 11」の主なスペック
ディスプレー 約10.95型IPS液晶
画面解像度 2560×1600
サイズ 約254×165×7.25mm
重量 約485g
CPU Snapdragon 865
(1×2.84GHz+3×2.4GHz+4×1.8GHz)
内蔵メモリー 6GB
内蔵ストレージ 128GB
外部ストレージ microSDXC(最大1TB)
OS HarmonyOS 2
無線LAN Wi-Fi 6
カメラ画素数 リア:約1300万画素/イン:約800万画素
バッテリー容量 7250mAh
生体認証 顔認証
USB端子 Type-C
カラバリ アイルブルー、マットグレー
市場予想価格(税込) 5万4780円
 

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