Apple Watchだけを携えて、屋外などでワークアウトを楽しみながらApple Musicで音楽を聴くスタイルにVoiceプランがはまりそう
月額480円はワリに合う？ 賢いVoiceプランの選び方
個人プランよりも500円安い、月額480円で利用できるVoiceプランは「お得」なのだろうか。その答えは、ユーザーが日ごろから「音楽をどのように楽しんでいるか」と「どのデバイスを使って聴くか」の2点に関わってくると筆者は考えている。
Siriを内蔵するアップルのスマートスピーカー、HomePodシリーズはもともとSiriによる音声操作がメインになるデバイスだし、CarPlayによる車内での音楽リスニングにはSiriの音声操作と単純なタップ操作の組み合わせがフィットすると思う。Cellular通信ができるApple Watchを音楽プレーヤーとして、「ワークアウトにぴったりな曲」をSiriにリクエストしてBGMとして聴きながら体を動かすスタイルを好む方にもVoiceプランが合うだろう。
反面、お気に入りの曲を自分のライブラリにストックして、聴きたい時に素速く探して画面タップ操作だけで聴ける個人プランの方が、何かと便利に感じられることも確かだ。特に、初めてApple Musicをメインの音楽配信サービスとして使うことを検討している方は、個人プランのトライアルからSiriによる操作でどこまでのことができるかを試してから、Voiceプランと比べながら吟味すればいいと思う。
筆者紹介――山本 敦
オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。取材対象はITからオーディオ・ビジュアルまで、スマート・エレクトロニクスに精通する。ヘッドホン、イヤホンは毎年300機を超える新製品を体験する。国内外のスタートアップによる製品、サービスの取材、インタビューなども数多く手がける。
