このページの本文へ

普段使いならかなり快適、軽い写真編集やゲームも可能

12万円台でRyzen 7 5700G搭載のミニタワーPC「STYLE-M0P5-R75G-EZX」、コンパクトで汎用性高い性能も魅力!

2021年12月06日 11時00分更新

文● 藤田忠 編集●八尋/ASCII

提供: ユニットコム

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

汎用性の高い16スレッドCPUでオフィスアプリも写真の編集もサクサク

 STYLE-M0P5-R75G-EZXの概要を把握したあとは、基本の性能を定番のベンチマークを使って確認していこう。なお、テストには4K解像度のディスプレーを組み合わせて行なっている。

8コア/16スレッドを備えるRyzen 7 5700G。TDPは65Wで、定格クロック3.8GHz、最大ブースト・クロック4.6GHz

今回の評価機では、マルチスレッド負荷時に4250MHz前後で動作していた

iGPUにはRadeon Graphicsを搭載し、GPUコアクロックは2000MHzで動作している

評価機の標準ストレージは、インテル「SSD 660p 512GB」だった

リード1800MB/秒、ライト900MB/秒台と最速クラスではでないが、NVMe SSDなので速さを感じるシーンのほうが多かった

 手始めに、CPUのパフォーマンスをチェックできる「CINEBENCH R23」を実行していこう。スコアはマルチコア13705 pts、シングル1435 ptsと、65Wの低TDPモデルながら、優秀なスコアを出している。ブラウジングやOfficeソフトでの作業といった普段使いはもちろん、マルチコアが効く写真や動画の編集やイラスト描きなど、クリエイティブな使い方にもおすすめできる。

「CINEBENCH R23」の結果

 後々ビデオカードを追加すれば、十分ゲーミングパソコンとしても使えるCPUパフォーマンスが備わっているのも見逃せないところ。STYLE-M0P5-R75G-EZXは、標準搭載の電源ユニット容量が350Wなので、電源ユニットのアップグレードが必要だが、使い方に合わせてアップグレードできる。

 マシンの全体的な性能をチェックする定番ベンチマーク「PCMark 10」や、「Adobe Lightroom Classic」と「Adobe Photoshop」を実際に使って画像編集のパフォーマンスを計測する、UL Benchmarksの「UL Procyon」を実行した。

 まずは定番「PCMark 10」のスタンダードテストを実行すると、総合スコアは6802と、まずまずの結果になった。テストごとにみていくと、日常使いやアプリの起動時間などから求められるEssentialsが10978になった。

「PCMark 10」の結果

 また、オープンソースのオフィスソフト「LibreOffice」を使った作業を想定したProductivityが10631、クリエイティブ系作業を想定したDigital Content Creationが7320となっていた。iGPUのため、Digital Content Creationのスコアは一歩伸びていないが、そのほかのスコアは1万超えと高スコアになっている。

 実際、環境は異なるが同じ8コア/16スレッドとなるRyzen 7 5800Xも、EssentialsとProductivityのスコアは10000~11000台だった点をみても、STYLE-M0P5-R75G-EZXのRyzen 7 5700Gは、優秀な処理能力を持っているといえるだろう。

 続いて、実際にマイクロソフトの「Office」を活用したベンチマークを実行していこう。「PCMark 10 Applications」に加えて、まだまだテスト結果は少ないが「PCMark 10」と同じ、UL Benchmarksが提供する「UL Procyon Office Productivity Benchmark」をチェックした。

「PCMark 10 Applications」の結果

 「PCMark 10 Applications」の総合スコアは13212と、8コア/16スレッドCPUとして順当なスコアで、比較的処理が重ためになるPowerPointも高スコアを出しており、PDFへの書き出し(Export PDF)も1.182sと良好な結果になっている。

 同じく、「UL Procyon Office Productivity Benchmark」も、総合スコアとなるOffice Productivityが5727と良好なスコアを記録。各アプリもWordが6856、Excelが5176、PowerPointが6496、Outlookが3807と十分高スコアになっているので、各アプリを不満なく使えるだろう。

「UL Procyon Office Productivity Benchmark」の結果

アプリごとのスコア

 最後は、「Adobe Lightroom Classic」と「Adobe Photoshop」を使う、「UL Procyon Photo Editing Benchmark」を実行。

 結果は、総合スコアのPhoto Editingが5835、Adobe Photoshopのみで編集作業の全工程を処理するImage Retouchingが6180、Adobe PhotoshopとAdobe Lightroom Classicの両方で処理を行なうBatch Processingが5510となった。こちらも、TDP65Wの低TDP CPUとしては順当なスコアといえる。

「UL Procyon Photo Editing Benchmark」の結果

カテゴリートップへ