AMDキッズ×超新塾 -親子で考えるデジタルの学び方- 第1回
ロックンローラーだって普通の父親!?
「超新塾、デジタル時代を生きる我が子の教育に悩む……」の巻
2021年12月15日 10時00分更新
子どもたちがコンピューターの力を上手に活用することで、デジタル社会を見事に生き抜き、各々の夢を実現する助けとなってほしい──そんな願いをもって始まった「AMDキッズキャンペーン」では、これまでに、ファーストPCとともに、PCを活用する講座などを子どもたちにプレゼントするキャンペーンを行ってきた。
AMDは、CPUのRyzenシリーズや、GPUのRadeonシリーズなど、パフォーマンスの高い、PCの基幹部品となるプロセッサーを製造・販売する半導体メーカー。製造・販売業に留まらず、近年盛り上がりをみせるeスポーツシーンへの協賛や、様々なキャンペーンを通してデジタル教育分野にも大きく貢献している。本稿で取り上げる「AMDキッズキャンペーン」も、こうした同社の取り組みの一貫だ。
2020年より小学校で必修化された「プログラミング教育」。これからの時代、子どもにはデジタルに強くなってほしいが、親の自分はあまりPCに詳しくない……という方も、実は案外多い。算数や国語なら、小学生程度のことであれば親が教えられるが、PCは学校任せにせざるを得ない?
今回の「AMDキッズキャンペーン」では、子どもだけでなく、そうした我が子のデジタル教育をサポートする側の保護者の方に向けて、親子でコンピューターの基礎知識を学ぶ特別講座を全3回の連載でお届けする。
「俺がデジタル教育に悩むお父さん」「何!?」
お笑い芸人グループ「超新塾」のイーグル溝神とタイガー福田が父の顔を見せる!
今回の講座には”悩める保護者の代表”として、ある時はお笑い芸人、ある時はロックバンド、ある時はYouTuberなど、多彩な活動を行っている6人組グループ「超新塾」のメンバーから、リーダーのイーグル溝神さんと、タイガー福田さんに参加してもらった。2人はコンビでも活動している相方同士でもあり、ともに小学生の子を持つ父親でもある。
2001年の結成以降、「ロックンロールコント集団」として、革ジャン姿の6人が息の合ったコントを披露している超新塾だが、今回は、普段はなかなか見られないプライベートでの父親としての顔を見せる貴重な記事になっている。
そんな2人に共通する悩みは、我が子にデジタル社会を生きるための準備をどのようにさせればいいのか……ということだ。すでに、小学校に入学した子どもは、自分専用のタブレットを学校で貸与され、毎日のように使うようになっているという。「これからの時代に、絶対にデジタルが必要なのはわかっているけれど、親としてどう教えていいのか」とイーグル溝神さんが話すように、ITリテラシーについて親子でどう向き合っていけばいいのか悩んでいる人は多い。
今回の企画では、その答えのヒントにしてもらうべく、AMD製CPU「AMD Ryzen™ 9 5900HX モバイル・プロセッサー」を搭載した最新ノートPC、ASUS「Vivobook Pro 14 OLED M3401」を使った特別講座を、お子さんと共に”父親として”、超新塾メンバーのお2人に受けてもらうことにした。
●「Vivobook Pro 14 OLED M3401」製品情報
2020年から始まった日本の大きな教育改革
超新塾のお2人が感じているように、現在、日本の教育は大きな変化を迎えている。「GIGAスクール構想」や「学校のGIGA端末」といった言葉を、ニュースなどで耳にした人も多いだろう。
「GIGAスクール構想」とは、日本のすべての小中学校、特別支援学校に、一人一台の学習者用端末、校内への高速なネットワークなどを整備するというものだ。国をあげての一大教育改革に、学校現場は騒然となった。当初は3か年計画で進められる予定だったが、コロナ禍による長期の休校が追い風となり、2020年度中に「1人一台」環境の整備することになった。2021年10月に文部科学省が発表した調査によると、7月末の時点で、全国の1744の自治体、つまり96.2%が整備済みとなっている(ただし、調査対象は公立の小中学校と特別支援学校で、独自の方針で行っている私立校などは含まれていない)。
こうして、ICT活用においては後進国と言われてきた日本も、この2年間で環境面の整備が急ピッチで進み、整いつつある。肝心の活用についても、多くの学校や先生が意欲的に研究や実践を重ね、事例も増えつつある。
しかし、「やっと、子どもたちのICT環境が整う」と喜びの声がある一方で、「この端末をどう活用すればよいのか……」という、現場の先生からの戸惑いの声も少なくない。子どもたちを学校に通わせる保護者たちも同様で、歓迎する保護者もいるが、健康面やネットの脅威に不安を感じている人も多い。
自らデジタル教育を実践する松林弘治さんによる親子向け講座
そこで、今回の「AMDキッズキャンペーン」では「シン・デジタル教育 10年後、わが子がAIに勝つために必要なこと」などを執筆したIT教育家の松林弘治さんを講師としてお招きし、イーグル溝神さんとタイガー福田さんのお二人に、小学生のお子さんと親子で参加し、コンピューターについて学んでいただくことにした。
松林弘治先生
ITエンジニア、著述家、IT教育家。長年オープンソースの研究開発に携わり、システム開発・構築を行う一方、「Instagram」の日本語化を担当した他、システム開発・構築を行う一方、子どもや保護者に向けたプログラミング授業なども行っている。 著書に「子どもを億万長者にしたければプログラミングの基礎を教えなさい」(KADOKAWA)、「シン・デジタル教育」(かんき出版)などがある。
松林さんはITエンジニアとして活躍する一方で、大学の客員教授から小学校のプログラミング授業まで幅広くICTを活用した教育に携わり、父としても、子どもとともにデジタル教育を実践してきた。自著の「シン・デジタル教育」では、"超・デジタル社会"を生きる上で必要なリテラシー、家庭で子どもに「コンピュテーショナル・シンキング」を身に着けさせるコツなどをわかりやすく解説し、子どもをもつ保護者だけでなく、教育現場の先生方からも大きな支持を得た。
──「コンピュテーショナル・シンキング」、そして「エンジニア的思考」は、コンピューター上のプログラムを書く(あるいは、コンピューターを駆使した製品やサービスを開発する)ときだけに必要な特別な思考法ではなく、世の中のあらゆる作業、あらゆる問題解決、あらゆるビジネスに共通する思考法と考えられるというわけなのです。
<出典:「シン・デジタル教育 10年後、わが子がAIに勝つために必要なこと」>
ここで書かれている「コンピュテーショナル・シンキング」とは、日本ではあまり耳慣れない言葉だが、「コンピューター科学者の思考法」として、問題を適切にとらえ、その解決方法を論理的に考えることだ。2020年から小学校で必修となったプログラミング教育は、まさにこの「コンピュテーショナル・シンキング」を身に付けることが、大きな目的のひとつとなっている。
文部科学省が作成した「プログラミング教育の手引」には「プログラミング的思考を育む」と明記されている。この「プログラミング的思考」という言葉は日本独自のもので、「コンピュテーショナル・シンキング」を参考にして生まれたものだ。
講座では、子ども向けには「コンピューターとはどんなものか」を解説してもらいつつ、あわせて親が知っておきたいコンピューターの基礎知識を教えていただく。子どもをもつ保護者の方はもちろん、「インターネットは日常で使っているけれど、実はその裏で動いているコンピューターのことはあまりよく知らない……」と言った方にもためになる、コンピューターの仕組みについて学ぶことができる内容になっている。
次回の記事では、この講座の模様を詳しく紹介する。ぜひ、この記事を通して、超新塾のお2人と共に、これからのデジタル社会を生き抜いていくための知識を親子で身に付けていってほしい。
全3回のプログラム
●第1回 「超新塾、デジタル時代を生きる我が子の教育に悩む……」の巻
●第2回 「超新塾、親子でデジタルやPCとの関わり方を学ぶ」の巻
●第3回 「超新塾、子供の吸収力に感嘆! ITリテラシー教育の真髄に開眼!?」の巻
(提供:日本AMD)
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