FCNTは10月18日、Sub-6 SAシステム向けローカル5G対応スマートデバイスの2号機を開発したと発表した。今後、ネットワーク検証や実証実験に加え、商用利用も見据えた端末として10月下旬より順次提供を開始する予定。
日本国内におけるローカル5G市場は、商用サービスの導入や検討に向けた実証実験の取り組みが本格化している一方、サービスのフロントとなるローカル5Gに対応したエッジデバイスのバリエーションが少ないという課題があるという。このような状況を踏まえて、同社は日本製のローカル5G対応エッジデバイスの普及モデルとして本製品を開発した。
ローカル5G対応スマートデバイス2号機は、ローカル5GのSub-6帯Stand Alone方式に対応した端末。2020年10月に提供を開始した1号機に比べ、さらに小型・軽量化され、ローカル5G環境での接続検証など、工場や発電所などの実証現場で優れた機動性を備えるとする。さらに、カメラやGPS、マイク、加速度などの各種センサー、最新のAndroid OSを搭載し、ユーザーが自由にカスタマイズし、さまざまな用途に活用できる。
本内容については、10月19日から開催するオンライン形式のグローバルイベント「CEATEC 2021 ONLINE」にて紹介する予定。