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GIGABYTEの4K液晶「M32U」はガチでゲームがやりやすくなる

文●藤山哲人 編集●北村/ASCII

提供: 日本ギガバイト

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144Hzの高リフレッシュレートで動きの瞬間を確実に捉える

 M32U最大の特徴は手頃な価格のゲーミングディスプレーなのに、リフレッシュレート144Hzを誇り、FPSやTPSなどリアルタイム系のゲームで最大のパフォーマンスを発揮するところだ。

 リフレッシュレートは、カメラのシャッタースピードと同様に考えていいだろう。一般的なビジネスパソコンのリフレッシュレートは60Hz程度。大型のディスプレーになるとマウスの動きもぎこちない30Hzまで落ちる。

 たとえばデジタルカメラで1/30や1/60秒で走る人を撮影したら、誰だか分からない顔もボケボケの写真になる。しかしM32Uのように高いリフレッシュレートを持つディスプレーは、より高速でシャッターを切るのと同じ。1/120や1/144秒でシャッターを切れば、ほぼ静止したボケの少ない写真になる。もちろん顔だって判別できるほどに。つまりM32Uは一般的なディスプレーに比べて、フレームの瞬間をボケなく切り取れるディスプレーなのだ。

144Hzと60Hzの違い ※イメージ画像です

 とにかくFPSやTPSは映像が動きが速い上にほぼ全画面が動く。素早く動く敵がボケてしまうと、台風の進路予測円のように狙いがあいまいになる。でもM32Uなら敵の動きをボケなくハッキリ捉えられるので、照準もしっかり定まるのだ。

コントローラーのレスポンシビリティが超絶アップ!

 M32Uは画面描画の遅延が1msと非常にLow Latency(低遅延)なのでコントローラーの操作が即時映像に反映される。つまりコントローラーの反応が超絶よくなったように感じるのだ。

 スマホの動画をBluetoothイヤホンで見ていると、映像の口パクと音声がわずかにズレて気持ち悪い思いをしたことがあるだろう。画面描画が遅いディスプレーは、まさにアノ状態なのだ。M32Uなら口パクと音声がピッタリ一致するのと同じように、コントローラーの操作が即画面に反映されるので、数レベルアップしたような感覚でゲームをプレイできるだろう。

低遅延なのでコントローラーの操作がすぐ映像にフィードバックされる

 従来のIPSパネルは発色が優秀な反面、描画の遅延が弱点だったが、M32Uが採用するSuper Speed IPSパネルはその弱点を克服している。まさに無敵の液晶パネルだからこそ低遅延を実現できたわけだ。

4K映像の圧倒的なリアリティーと32インチの適度な没入感

 居間に置くテレビなら32インチに4Kは「まったく」必要ない。たとえアニメやスポーツ番組、推しのアイドルが出ているドラマでも、テレビにかぶりつきで見ることはないからだ。家庭用テレビは50インチ以上クラスから4Kというのがセオリー。

 しかしゲーミングディスプレーは違う。画素が見えるほど至近距離でディスプレーを睨み、血眼でエネミーやモンスターを探すだろう。しかも32インチはゲーミングディスプレーとして最適。適度に大きいので没入感が高い。しかし視覚全体を奪われないので、VR酔いのような気持ち悪さがないのだ。

圧倒的なリアルさが表現できる4K映像に適度な没入感

 しかも4Kの映像は32インチゲーミングディスプレーにベストマッチ。リアルの風景に近い解像度が得られ視覚いっぱいに表示されるので、とにかくリアル感がスゴイ。オープンワールドが目の前にあるのだ。ゲーミングディスプレーに大切なのは、リアル感と没入感。M32Uはちょうどいい塩梅に仕上がっている。

 一度4K映像のゲームをコイツでプレイしてしまったら、HD映像に戻ることはできないだろう。それは度の合ってないメガネをかけてプレイするのと同じだからだ。

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