ゲーム性能はどれくらいあるのか各種ベンチマークでチェック
来たる大型タイトルもWQHDや4Kで! RTX 3080 Ti搭載で静音性も高いハイエンドゲーミングPC「G-Tune HP-Z」
WQHD解像度で高駆動もレイトレも快適プレイ
ここからは実際にゲームをプレイして、G-Tune HP-Zのゲーミング性能を見ていこう。
まずはバージョンアップでの画質向上とともに負荷が増え、eスポーツ系ゲームタイトルとしては重量級になっている「フォートナイト」だ。API DirectX 11、「最高」画質でプレイすると、4K解像度の平均フレームレートは90fpsに留まったが、WQHD解像度までなら、144Hz駆動のゲーミング液晶と組み合わせたプレイを狙え、それぞれの平均フレーレートはフルHDが183fps、WQHDが155fpsだった。
GPU負荷が比較的低めの「レインボーシックス シージ」や、そこそこ負荷が高めの「Apex Legends」といったタイトルなら、高リフレッシュレート貼り付きプレイを狙えるだろう。
さらに、迫り来る恐怖と重厚なストーリーを、レイトレーシング(DXR)を効かせた美麗な映像で楽しめる「バイオハザード ヴィレッジ」もプレイしてみた。
プリセットの「限界突破」(アンビエントオクルージョン オン)+DXRの最高画質に設定。4K解像度でプレイすると、比較的負荷が高くなる村中シーンでも60fpsを超えるフレームレートを維持。さらに蝋燭の火の床への反射など、レイトレーシングの効果が顕著に現れる城内も余裕の90~100fpsとなっていた。
最高画質設定では、使用ビデオメモリーが12GBを超える「バイオハザード ヴィレッジ」だが、GeForce RTX 3080 TiはGDDR6X 12GB搭載なので問題ない。
「バイオハザード ヴィレッジ」に限らず、搭載メモリー容量が使用量に足りていなくとも、プレイに支障が出ることはないが、今度もよりリアル、奇麗になっていくだけに、容量12GBの安心感は大きい。
重量級ゲーム「ウォッチドッグス レギオン」もWQHDで快適プレイ
最後はレイトレーシングを効かせなくとも重量級の「ウォッチドッグス レギオン」でみていこう。画質が最高となる「最大」(テンポラルアップスケーリング:100%)に設定した状態のほか、レイトレーシングを「最大」、DLSSを「品質」に設定した状態を内蔵ベンチマークで計測している。
重量級ゲームだけあって、レイトレーシング無効の状態でも4K解像度では60fpsを切ってしまうが、WQHDなら快適にプレイできる60fpsオーバーになっている。レイトレーシングを効かせた状態ではDLSSが必須になるが、WQHDで69.62fpsと問題なくプレイできるフレームレートになっている。
テストセッションの最後は、騒音値を計測してみた。「ウォッチドッグス レギオン」プレイ中に、G-Tune HP-Zを机下に設置した際に、頭が位置するだろう、ケースフロントの上部から30cm上の位置(机下設置想定)と、机上に設置した場合を想定したケースフロントから斜めに30cm離れた位置(机上設置想定)で測定している。
Adobe Premiere Proでの動画書き出し時と同じく、騒音値は40dBA前後になっており、多少ファンの風切り音が耳に入ってくるが、ゲームの世界感を損なわずにプレイできるレベルだろう。深夜のゲーミングも、マシンの駆動音を気にせずに楽しむことができる。
G-Tune HP-Zでこの秋冬のビックタイトルを快適プレイ
標準構成で46万円台となかなか強烈な価格になっているG-Tune HP-Zだが、クリエイティブな作業と、ゲーミングを快適に行なえるパフォーマンスを発揮することは間違いない。なかでも、ゲーミング性能は、NVIDIA最上位GPUに迫る性能のGeForce RTX 3080 Tiを搭載するだけあって、ゲーミング液晶と組み合わせた高駆動プレイや、WQHDや4K解像度&レイトレーシングでの美麗な映像でのプレイも可能にしている。
すでに多くのユーザーが予約し、その登場を待ちかねている「バトルフィールド 2042」(10月22日発売予定)や、久々のナンバリングタイトルとなる「ファークライ6」(10月7日発売予定)など、この先ひかえているビックタイトルを高画質、高解像度でプレイしたい人は、とくに注目の1台といえるだろう。
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