デザインも付属品もプロ・ミュージシャン・クオリティなのだ
ROG Zephyrus G14 AW SE 実機レビュー = アラン・ウォーカーと同じマシンでDJしよう!
2021年09月15日 11時00分更新
ASUS JAPANは、世界的DJの「アラン・ウォーカー」とコラボした特別仕様のゲーミングノートPC「ROG Zephyrus G14 AW SE GA401QEC」を8月18日に発表。同日から販売を開始した。
アラン・ウォーカーはエレクトロニック・ミュージックで大成功を収めたアーティスト。2015年にセルフプロデュースした「Faded」で注目を集め、同曲はYouTubeで30億回を超える再生回数を記録。また「PUBG MOBILE」など人気ゲームに楽曲を提供し、自身のゲームアプリをリリースするなどゲーム業界でも注目されている。
アラン・ウォーカーとROGのコラボレーションにより、特別仕様のノートPC本体だけでなく、DJ Remixを体験できるガジェットや、オリジナルアパレルが付属するなど充実した内容になっている。実機をフルセットで借用したので、隅々までレビューしていこう。
アラン・ウォーカーがセルフプロデュースして大ヒットした「Faded」
スペシャルコラボモデルなので限定品が満載なのだ!
本製品は、OSに「Windows 10 Home 64ビット」、CPUに「AMD Ryzen 9 5900HS」(8コア16スレッド、3.0~4.6GHz)、ディスクリートGPUに「NVIDIA GeForce RTX 3050 Ti Laptop GPU」を採用。メモリーは16GB(DDR4-3200)、ストレージは1TB(PCIe Gen3 x4接続SSD)を搭載している。
ディスプレーは14型WQHD液晶(2560×1440ドット、画面占有率85%、DCI-P3 100%、120Hz、ノングレア)を採用。また本体天面には1215個の極小LEDで構成された「AniMe Matrixディスプレイ」が内蔵されている。
スピーカーは1W×2、0.7W×2のクアッドシステム。ウェブカメラは省略されているが、ディスプレー上部にアレイマイクを内蔵している。
インターフェースは、USB 3.2 Gen2 Type-C(データ転送、映像出力、給電対応)×1、USB 3.2 Gen2 Type-C(データ転送対応)×1、USB 3.2 Gen1 Type-A×2、HDMI×1、3.5mmオーディオコンボジャック×1を搭載。通信機能はWi-Fi 6(11ax)、Bluetooth 5.1をサポートする。
本体サイズは324×222×19.9~20.9mm、重量は約1.75kg。設計容量75998mWhのリチウムポリマーバッテリーを内蔵しており(Battery reportコマンドで確認)、バッテリー駆動時間は約12.8時間、バッテリー充電時間は約2.3時間と謳われている。
本製品独自の同梱品が、「ROG x Alan Walker GA401QEC用スリーブ」、「ROG x Alan Walkerベースボールキャップ」、「ROG x Alan Walkerソックス」、そして「ROG Remix - ミキサー機能付きスペシャルボックス」(特殊パッケージ)。どれもスペシャルコラボモデルだけの限定品なので、アラン・ウォーカーのファンならぜひ入手しておきたいところだ。
非常に上質な入力デバイスと
個性を出せる「AniMe Matrixディスプレイ」
本製品のキーボードは、キーピッチが実測19mm前後、キーストロークが実測1.5mm前後。タッチパッドは全体が沈み込むダイビングボード構造を採用しており、サイズは実測105×61mmだ。肝心のフィーリングだが、キーボード全体で高い剛性が確保されており、キーの打鍵感、タッチパッドのクリック感は小気味いい。非常に上質な入力デバイスと言える。電源ボタン一体型指紋認証センサーも嬉しい装備だ。
デザイン面で個性を出せる装備が「AniMe Matrixディスプレイ」。この第2の画面の表示内容は、プリインストールアプリ「Armoury Crate」内の「AniMe Matrix」タブからカスタマイズ可能。本モデルだけのオリジナルパターンをはじめとしたアニメーションを表示できるほか、任意の画像やテキストを設定できる。eスポーツ大会の会場や、LANパーティーなどで目立つこと間違いなしだ。
ゲーミングノートPCということで、ディスプレーのリフレッシュレートは120Hzを実現しているが、色域の広さも本製品のアドバンテージ。カラーキャリブレーション機器「i1Display Pro」と色度図作成ソフト「ColorAC」で実測したところ、sRGBカバー率は100%、AdobeRGBカバー率は87.2%、DCI-P3カバー率は97.8%という値が出た。ゲームだけでなく、クリエイティブワークにも活用できる画質だ。