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ファーウェイ、国内では初のディスプレー製品「MateView」の特徴的な機能&スペックまとめ

2021年08月31日 20時30分更新

文● ASCII

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 最近ではスマホ・タブレットに留まらず、ウェアラブル、オーディオ、PCと製品ジャンルを拡大しているファーウェイ。今夏国内初投入したのがディスプレー製品だ。独自性の強い機能も持った同社のディスプレー3モデルについて、スペックを整理するとともに特徴を紹介していこう。

3:2の縦横比が新しい28.2型液晶「HUAWEI MateView」

 まずは、メインとなる28.2型4K液晶の「HUAWEI MateView」。すでに発売されており、価格は8万9800円。最大の特長は、同社のノートPC「HUAWEI MateBook」シリーズの主力モデルと同じく、縦横比3:2という通常のディスプレーより縦長のスタイルを採用している点にある。そのため解像度は通常の4Kより縦に400ドット多い、3840×2560となっている。

ノートPCではともかく、ディスプレー単体ではまだまだ珍しい3:2の縦横比を持つ「HUAWEI MateView」

 昔からディスプレー製品では、19:9のフルHD(1920×1080)より、19:10のWUXGA(1920×1200)のタイプに根強い支持があったり、ノートPCでも19:10や3:2のパネルが採用されるケースが増えているが、HUAWEI MateViewではこのトレンドを盛り込んだ形となる。

 パネルはIPSで10bitカラー表示に対応。狭額縁により画面占有率は94%にまで達する。色域はDCI-P3を98%、sRGBは100%をカバー。コントラスト比は1200:1、輝度は500ニト、HDR表示はVESADisplayHDR 400をサポートする。

 映像入力端子はHDMI 2.0×1、Mini DisplayPort 1.2×1、USB Type-C×1で、USB Type-Cは最大65Wの給電にも対応する。便利なのが5W×2のスピーカー出力のほかに、4メートル離れた場所からの音声入力に対応したマイクを内蔵する点で、このマイクはUSB Type-Cで接続したPCからの利用が可能。また、ファーウェイ製スマホ(NFCおよびMIUI 10.0以降)/タブレットとワイヤレスで接続して、その画面をHUAWEI MateView側で表示する機能も持っている。

入力端子類はスタンド部分に集められている

 本体サイズは約608×591×182mm、重量は約6.2kg。

21:9で3K解像度に165Hzリフレッシュレート対応で6万円台
34型ゲーミングモニター「HUAWEI MateView GT」

 続いてはゲーミングモニターの「HUAWEI MateView GT」。9月1日の発売で価格は6万5800円。

165Hzリフレッシュレート対応のカーブドディスプレー「HUAWEI MateView GT」

 こちらの魅力は21:9の34型で3Kという高解像度(3440×1440)、165Hzのリフレッシュレート、1500Rという比較的曲率の高い湾曲、10ビットカラー対応など、高いスペックを持ちながら、前述のように6万円台というお手頃な価格という点だろう。

 ゲームアシスト機能ももちろん用意されており、暗部での視認性を3段階で調整する「ダークフィールドコントロール」や、FPSやMOBA、RTS、動画視聴など場面に応じて変更できる映像モードなどがある。

ゲームアシスト周りは非常に豊富というわけではないが基本機能は用意されている

 パネルはVAで視野角は178度。コントラスト比は4000:1、輝度は350ニト。色域はDCI-P3で90%、sRGBで100%をカバー。低ブルーライトとフリッカーフリーでテュフラインランド認証も得ている。サウンド機能として本体スタンド部に5W×2のサウンドバーを内蔵。この部分はタッチ操作でボリュームを変更できるほか、LEDによるエフェクト付きのイルミネーションも可能になっている。HUAWEI MateViewと同じくデュアルマイクも搭載する。

スタンドとサウンドバーが一体化。ボリューム操作もタッチで可能

 映像入力端子はHDMI 2.0×2、DisplayPort 1.4×1、USB Type-C×1(10W給電対応)の4つで、165Hzリフレッシュレート利用時はDP接続が前提となる(HDMIでは3440×1440時に100Hzまで)。本体サイズは約809×542×220mm、重量は約9.55kg。

下部側面のジョイスティック型ボタンでメニュー操作が可能

エントリークラスの23.8型ディスプレー
「HUAWEI Display 23.8″」

 最後の「HUAWEI Display 23.8″」は、エントリークラスの23.8型フルHDディスプレーで価格は1万9980円。スペック的には特筆すべき点は無いが、IPSパネルを採用して狭額縁。また、「AMD FreeSync」にも対応している。映像入力はHDMIとD-sub15ピンで、本体サイズは約425×538.5×170mm、重量は約4.05kg。

シンプルな23.8型ディスプレーも用意

  HUAWEI MateView HUAWEI MateView GT HUAWEI Display 23.8″
画面サイズ 28.2インチ(3:2) 34インチ(21:9) 23.8インチ(16:9)
パネル IPS VA IPS
解像度 3840×2560 3440×1440 1920×1080
リフレッシュレート 60Hz 165Hz 75Hz
コントラスト比 1200:1 4000:1 1000:1
表示色 10bitカラー 10bitカラー 1677万色
色域 98%DCI-P3
/100%sRGB
90%DCI-P3
/100%sRGB
72%NTSC
映像入力端子 HDMI 2.0×1、
Mini DP 1.2×1、
USB Type-C×1
HDMI 2.0×2、
DP 1.4×1、
USB Type-C×1
HDMI、D-sub15
本体サイズ 約608×591×182mm 約809×542×220mm 約425×538.5×170mm
重量 約6.2kg 約9.55kg 約4.05kg
 

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