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E Inkの美しさが冴えるアナログ針スマートウォッチ「FOSSIL NEUTRA」

2021年07月15日 09時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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暗所で役に立つフロントライトを搭載

細部までケアが行き届く「使いやすさ」を実現

 電子ペーパーディスプレーは明るい場所での視認性がとても良く、表示されている細かな文字がくっきりと表示される。ただ、一方で液晶のようにバックライトを搭載していないディスプレーなので、周囲が暗い場所で普通に使うと、まるで暗がりの中で紙に書いてある文字を読むような感覚で見えづらくなってしまう。

 その点、フォッシルのNEUTRAは暗い場所でも電子ペーパーディスプレーの表示が見えるように、フロントライトを搭載した。風防を指先などでダブルタップするとライトが灯り、ディスプレーを明るく照らす。デザインの美しさだけでなく、ユーザーの使い勝手を高めることも丁寧に追求している。スマートウォッチの開発に豊富な経験知を持つフォッシルらしい仕様だ。

NEUTRAは専用の充電器をケースの背面に装着してチャージする

 フォッシル・グループでは「ハイブリッドスマートウォッチ HR」を同社の主力シリーズとして、今後も力を入れて開発に取り組む姿勢を打ち出している。

 モバイルアプリの機能はフォッシルとスカーゲンのラインナップに共通する使い勝手を実現しながら、新しい機能やサービスをアップデートによりスピーディーに追加できるプラットフォームとしている。バグ修正や機能改善にも柔軟な対応ができるだけでなく、シリーズのスマートウォッチを愛用するオーナーをいつまでも楽しませてくれる可能性がここにある。

 その高いデザイン性と未来感が、今後も多くの時計ファンを魅了するシリーズになりそうだ。NEUTRAを身に着けてスマートウォッチの未来を先取りしたい。

 

筆者紹介――山本 敦
 オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。取材対象はITからオーディオ・ビジュアルまで、スマート・エレクトロニクスに精通する。ヘッドホン、イヤホンは毎年300機を超える新製品を体験する。国内外のスタートアップによる製品、サービスの取材、インタビューなども数多く手がける。

 

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