ASCII Power Review ― 第132回
シャープ「AQUOS R6」実機レビュー = 大型センサーのライカカメラ+OLEDで撮るのも観るのも最高だった-倶楽部情報局
2021年07月05日 18時00分更新
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本日は、ASCII倶楽部の人気記事「シャープ「AQUOS R6」実機レビュー = 大型センサーのライカカメラ+OLEDで撮るのも観るのも最高だった」を紹介します。
ドコモとソフトバンクはシャープ製Androidスマートフォン「AQUOS R6」を6月25日に発売した。本製品最大の注目点はなんと言ってもライカと協業して開発した1型イメージセンサーを採用したカメラ。また省電力性と高速描画を両立する有機ELディスプレー「Pro IGZO OLED」を採用している点も大きなトピックだ。
シャープのフラッグシップにふさわしいモデルに仕上げられていると言えよう。今回本製品のドコモ版実機を借用したので、カメラ画質とパフォーマンスにスポットを当ててレビューしていこう。
Snapdragon 888にメモリー12GB、ストレージ128GBと
基本スペックも充実
AQUOS R6はOSに「Android 11」、SoCに「Qualcomm Snapdragon 888 5G Mobile platform」(2.8GHz+1.8GHz、オクタコア)を採用。メモリー(RAM)は12GB、ストレージ(ROM)は128GBを搭載し、最大1TBのmicroSDXCメモリーカードで記憶領域を増量可能だ。
ディスプレイ「Pro IGZO OLED」のサイズは約6.6インチ、解像度はWUXGA+(2730×1260ドット)、ピーク輝度は最大2000cd/平方m、コントラスト比は最大2000万:1。リフレッシュレートはアプリやコンテンツに合わせて1~240Hzの間で調整可能となっており、低消費電力と高速描画を両立できるように設計されている。
カメラは、背面にライカ監修のメインカメラ(1/1型裏面照射型CMOS、約2020万画素、F1.9)、ToFカメラ、前面にインカメラ(1/3.0インチ裏面照射型CMOS、約1260万画素、F2.3)を搭載。撮影可能なメインカメラはひとつのみで、ズーム範囲は0.7~6倍だ。
通信機能は5G(Sub-6)、Wi-Fi 6(11ax)、Bluetooth 5.2に対応。インターフェースは、USB Type-C端子(USB 3.2 Gen 1)、3.5mmヘッドセット端子を搭載している。
本体サイズは約162×74×9.5~12.2mm。重量は約207g。ボディーはIPX5・IPX8/IP6Xの防水、防塵性能を備える。全体的には薄型のボディーだが、カメラ部が大きくせり出している。強化ガラスを採用しているとは言え傷がつかないわけではない。カメラ部を保護するためにレンズ部が当たらない厚みのケースの購入をおススメする。
Pro IGZO OLEDは実際の光景を見ているかのような臨場感
「Pro IGZO OLED」ディスプレーの画質のレベルは非常に高い。2000cd/平方mのピーク輝度、2000万:1のコントラスト比を実現しているだけに、HDR対応コンテンツを表示すると解像度の高さと相まって、実際の光景を見ているかのような臨場感を得られる。
最大240Hzのリフレッシュレートを有効にするかどうかは「AQUOSトリック」内の「なめらかハイスピード表示」でアプリごとに設定できる。ゲームでは高速描画重視、ウェブブラウジングは低消費電力重視などと自由自在だ。
また、いまどきのフラッグシップスマートフォンらしく「ゲーミングメニュー」を用意。「動作ブロック」、「ゲーム起動中の通知をブロック」、画面端に操作を受け付けない領域を設定する「エッジコントロール」、「ゲーム画質」、「パフォーマンス」などの各種設定が可能だ。ゲームコントローラーなどは用意されないが、ゲーム画面のソフトウェアボタンを割り当てられるサードパーティー製を購入すれば、ゲーミングスマホと遜色ない環境を構築できる。
非常に気に入ったのがディスプレー内蔵型の指紋認証センサー。従来比11倍、世界最大サイズを謳う超音波式指紋センサー「Qualcomm 3D Sonic Max」が採用されており、指紋登録は1回で完了し、認証速度も2倍に向上している。指紋認証センサーの面積が広いので、端末を見なくても感覚でロック解除できるし、2本指でのロック解除を利用すればセキュリティー性を向上させられる。本機に慣れると、ちょっとほかのスマホは使えないと思えるほど快適だ。
1型センサーならではの余裕を感じさせるカメラ画質
さて本製品で最注目のカメラ画質だが、スマホ最大級の1型という大型イメージセンサー、ライカのレンズ「ズミクロン」を再現した7枚レンズを採用しているだけに、とにかく「余裕がある」というのが率直な感想だ。
一般的なスマホに搭載されているメインカメラでは少し暗めの室内で撮影すると、途端にノイズが増えてイメージセンサーの小ささを思い知らされるが、AQUOS R6では高級コンデジと同等の高感度特性を備えている。
またソフトウェア加工ではない、本物のボケ感も本製品ならではのアドバンテージだ。デジタルズームが最大6倍に抑えられているが、これはライカの名を冠するためのあえての選択と納得できる。カメラの数自体は少ないが、画質を最優先するならAQUOS R6は最右翼の存在なのだ。
続きは「シャープ「AQUOS R6」実機レビュー = 大型センサーのライカカメラ+OLEDで撮るのも観るのも最高だった」でお楽しみください。
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