Googleは6月14日、Google Workspaceの一連のアップデートを発表した。
各種機能を強化し、チームコラボレーションとしての利用を推進するのが狙い。Googleアカウントを持っていれば利用できる。アップデートでは、これまでGoogle Chatで「チャットルーム」と呼ばれていた機能は「スペース」へと名称を変更し、チームや個人が重要な情報を常に把握できるようにデザインされたUIを採用する。夏頃の導入を予定しているという。
7月よりMeetのピクチャーインピクチャーをGmailとChatで導入。コラボレーションの相手を作業中に見ることが可能となり、ドキュメントやスプレッドシートでも導入予定。また、Google Meetでは会議の参加者がどこにいても投票や会議中のチャット、挙手、Q&A、ライブキャプションなどのインタラクティブな機能やコントロールにアクセスできる「コンパニオンモード」を9月頃に提供予定。7月には会議のホストに対してミーティング中のチャット使用の禁止といった機能から導入するとしている。また、会議におけるセキュリティー機能の強化も図られる。
Googleドライブでは、組織内外でのファイルの共有方法を制御するための信頼ルールといったセキュリティー機能を強化する。
新機能はGoogle Workspaceのすべての有料ユーザーが利用できるが、さらに小規模の個人事業主に向けて新たなサブスクリプション「Google Worksapce Individual」が導入される。予約サービスやビデオ会議、カスタマイズされたメールマーケティングといったプレミアム機能が提供され、登録ユーザーは既存のGoogleアカウントで仕事とプライベートの両方を一元的に管理できるという。