重さ1.73kgで持ち運びも可能、各種ベンチマークで性能をチェック

WQHD&165Hz液晶フル活用で遊び倒せる! RTX 3060搭載の15.6型ゲーミングPC「G-Tune E5-165」

文●八尋 編集●ASCII

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「G-Tune E5-165」

 マウスコンピューターが販売する「G-Tune E5-165」は、GeForce RTX 3060を搭載するなどゲームが快適に遊べる性能を持つほか、リフレッシュレート165Hzに対応するWQHD(2560×1440ドット)のディスプレーを採用するのが特徴の15.6型ゲーミングノートパソコンだ。加えて、重さ約1.73kgと、モバイルできるサイズに収まっているのも魅力となっている。

 前回はG-Tune E5-165の外観や使い勝手について紹介した。今回はG-Tune E5-165の性能についてチェックしていく。

Core i7-10870HとGeForce RTX 3060搭載
メモリーもしっかり16GBで普段使いもゲームも快適

 G-Tune E5-165の主なスペックは、Core i7-10870H、GeForce RTX 3060、16GBメモリー、512GB SSD(M.2接続/NVMe対応)という構成だ。高性能なCPUとGPUだけでなく、ゲームマシンとしてしっかり16GBメモリーを搭載しているのも特徴となる。

 まずは、CPUの性能がチェックできる「CINEBENCH R23」を計測。今回は、デフォルトの10分間のレンダリングを使用している。結果は、マルチコアが9848pts、シングルコアが1200ptsという結果になった。マルチコア、シングルコアともに1つ前の世代のCore i9を超える性能となっており、8コア/16スレッドなだけに、最新の第11世代ではないものの、かなり高い結果となった。

CINEBENCH R23の結果

 ゲームプレイにおいてはGPUのほうが重要になってくるが、だからといってCPU性能が低くていいというわけではない。とくにオープンワールドの箱庭系ゲームでは、住民や車の数が増えれば増えるほどCPU負荷は高くなるので、そういったタイトルをより快適に遊ぶにはCPU性能はかなり重要になってくる。また、ゲームプレイに加え実況配信などをしたい人にとってもCPUは重要となる。こういった用途でも、G-Tune E5-165は十分に性能を発揮してくれるだろう。

 マシンの総合性能をチェックできるPCMark 10では、総合スコアが5556という結果になった。詳細をみていくと、アプリケーション起動やウェブブラウザーの快適さを示す「Essentials」が8249、WordやExcelといったビジネス系アプリケーションの動作速度を示す「Productivity」が7082、画像・動画の編集や3Dグラフィックス処理を示す「Digital Content Creation」が7971だった。

PCMark 10の結果

 いずれも少し前のハイエンドデスクトップパソコンに近いスコアで、普段使いであれば何の問題もなく超快適に作業できる。Digital Content Creationのスコアも高いので、写真・動画編集といった作業にも十分利用可能だ。

 ストレージ速度を計測できる「CrystalDiskMark」では、シーケンシャルリードで2215MB/秒という結果だった。普段使いやゲームプレイにおいては十分過ぎる速度で、OSやアプリケーションの起動、ゲームのマップの読み込みなどでイライラすることは皆無といっていいだろう。

CrystalDiskMarkの結果

 グラフィックス性能を計測できる3DMarkでは、Time Spyが8471、Time Spy Extremeが4044、Fire Strikeが18423、Fire Strike Ultraが5225という結果になった。これくらいのスコアがあれば、フルHDはもちろん、WQHD解像度でも設定次第では快適にゲームが遊べそうだ。

Time Spyの結果

Time Spy Extremeの結果

Fire Strikeの結果

Fire Strike Ultraの結果

 そこで、ゲーム系のベンチマークの中では負荷が高めの「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」をチェック。フルスクリーン、標準品質という設定では、1920×1080ドットで10909(とても快適)、2560×1440ドットで7817(快適)というスコアになった。

1920×1080ドット、フルスクリーン、高品質の結果

1920×1080ドット、フルスクリーン、標準品質の結果

2560×1440ドット、フルスクリーン、標準品質の結果

 高負荷なゲームが遊べるかどうかの指標として使用されることの多いFFXVベンチにおいて、2560×1440ドットでも快適に遊べるという結果になったのには驚いた。設定を調整すれば、多くのタイトルで本機のWQHDディスプレーをフルに使ってゲームが遊べるといっていい。

高解像度&高リフレッシュレートでゲームできるノートパソコン

G-Tune E5-165であれば、WQHD&165Hz液晶フル活用で遊び倒せる

 各種ベンチマークにより、G-Tune E5-165はリフレッシュレート165Hz、WQHD解像度というディスプレーを存分に活かしてゲームが楽しめる性能を持っているというのが分かった。高性能なCPUやGPUだけでなく、しっかり16GBメモリーを搭載していたり、高速なSSDを採用しているのも、快適なゲームプレイにつながっているのは間違いない。

 加えて、 重さ約1,73kgとハイエンドなゲーミングノートパソコンとしてはかなり軽いほうなので、自宅ではゲーム、会社では仕事に使うメインマシンとしても利用できる。これだけの性能を持っていながら、19万7780円からと20万円を切る価格も魅力的。ノートパソコンでもゲームプレイに妥協したくないという人は、G-Tune E5-165を選択してみてはいかがだろうか。

試用機の主なスペック
機種名 G-Tune E5-165
CPU Core i7-10870H(2.2GHz~最大5GHz)、8コア/16スレッド
グラフィックス GeForce RTX 3060
メモリー 16GB(8GB×2)
ストレージ 512GB SSD(NVMe対応)
ディスプレー 15.6型(2560×1440ドット)、リフレッシュレート165Hz、ノングレア
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.0
インターフェース USB 3.1、USB 3.1 Type-C(画面出力対応)、USB 3.0×2、HDMI端子、マイク入力、ヘッドフォン出力、microSDカードリーダー
サイズ/重量 およそ幅355.5×奥行236.7×高さ20.6mm/約1.73kg
OS Windows 10 Home(64bit)