FAプロダクツは4月12日、コロナワクチン接種計画のリソースを最適化する検証モデルを開発したと発表した。
新型コロナウイルスのワクチン接種が開始されるが、各自治体が解決しなければならない課題としてワクチン集団接種の運営が挙げられる。各自治体は、運営方法を、実際の会場で自治体職員を動員することで模擬訓練を行なう。
リソース最適化検証モデルは、模擬訓練における自治体や診療所、施設の職員を動員といった負担を軽減することを目的としたもの。製造業のDXから生産ラインの開発・実装までを包括的に支援するコンソーシアム「Team Cross FA」の幹事企業であるFAプロダクツが持つコンピューター上に仮想の工場を構築し、生産を再現することで様々な現象を検証・分析する離散系シミュレーションの技術を応用して開発。
各自治体はワクチン集団接種会場の運営をデジタル上で予行演習することが可能となり、準備や検証、模擬訓練に要する時間の大幅に短縮することができるという。また、シミュレーション結果をもとにした模擬訓練実施後に、訓練の実績データをモデルに取り込むことで、接種計画のさらなる改善に活かす可能としている。
